近頃、SNSを中心にものすごく気分の悪くなる動画を目にしませんか。
中学生か高校生くらいの人物が、同世代と思われる子に一方的に暴行を加えている映像です。
そう、いじめ動画です。

ここ数ヶ月、似たような動画が次から次へと出てきて、とても辟易しています。
大勢に囲まれ、そこまでやるか?ってくらいに一人の子をボコボコにして…
周りの連中はその様子をニヤニヤ見ているだけで、笑いながらヤジを飛ばしたり、スマホのカメラを向けている様子が映っています。
やられている子たちは、どの子も抵抗することなく、両手で頭やお腹を守り、じっと丸くなって嵐が過ぎるの待っています。
被害者の子の怯えた様子に胸が苦しくなり、
加害者の行為にハラワタが煮えくり返ります。
自分が親になったからなのか、加害者をぶん殴ってやりたい気持ちになります。
いじめはなくならない
「いじめ」はなくなりません。
「いじめ動画」も、携帯電話にカメラが搭載された2000年以降、ずっとあります。
きっとこの先も、いじめは永久になくならないんだろうな。
子供、…といいますか精神的に未熟であるほど、人は他者に対してマウントを取ろうとします。
勉強ができない、運動が苦手、会話が苦手、
みだしなみ、家庭環境、経済水準、
動きがトロい、しゃべり方が変、顔がキモイ、
なんか嫌い、なんとなくウザい、生理的に無理
ありとあらゆる項目がいじめを生むトリガーとなり、
一度「嫌い」の対象に入ったら、重箱の隅をつつくようにその子のことを否定し続け、傷つけ、追い詰める。
周りの人も、心のどこかで「かわいそう」「やめてあげなよ」と思いながらも、手を口を出すことで標的が自分になることを恐れ、いつしか、いじめの現場を目にしても「またやってるよ」程度にしか思わなくなり、加害者はその行為をどんどんエスカレートさせていきます。
いじめは大多数の人が経験する
いじめって、ある特定の弱い子がされてしまうイメージだけど、実際は少し違うようです。
実は多くの人が一度は経験しているみたいですよ。
AIにいじめを経験した人の割合を聞いてみました。

もちろん、その度合いに差はあるのですが、思った以上にたくさんの人が経験しています。
そして多くの人が、「いじめられたら悲しい」だから「いじめをしてはいけない」と学んでいきます。
やがて大人になり自分が親になった時、子供には「友達を大切にしろ、弱い人を守ってあげて」と教えます。
経験則からでも、経験が無くても、たぶんほとんどの人が、我が子にそう教えます。
それでも子供たちの代ではまた必ずいじめが発生します。
「なんかウザかったから」
誰かの「フツー」から1ミリ外れたらいじめが発生するんですから、なくなるわけないんですよ。
いじめの加害者へ

近頃出回っているような、凄惨ないじめ動画の現場にいるやつらに言いたいことがあります。
主犯格はもうどうしようもないカスなので、さっさと身を滅ぼしてください。
それだけのことをしたんだからもうアウトです。
もしかしたら相手をボコボコにするだけの正当な理由があったのかもしれないけれど、被害者やその親は、貴方を末代まで祟るだけの理由ができてしまいました。
貴方の愚行はめでたくネットの海を半永久にただようデジタルタトゥーとなりましたので、本当にご愁傷さまです。
人は何度だってやり直せる、なんてよく言われますけど、それは「人の噂も七十五日」なんて言われていた頃のお話。
きっと今なら、やらかしたことが大きいと10年くらいはほじくり返されるんじゃないでしょうか。
たとえば就職して数年経ってからこの動画が出てきた日には悲惨でしょうね。
最初に拡散した際に何千、何万という人が動画を目にしますが、それから数年後に蒸し返された時にも「初めて見た」という人は一定数いて、その人たちは心底あなたを軽蔑し、今の住所だろうが勤め先だろうが洗い出そうとします。
いずれほとぼりが冷めても、数年後にはまた晒されますよ。
もう平穏な日々は戻ってこないと思った方が良いです。
・・・
続いて「主犯格にはなる気はないけど、キモイあいつがボコられてるのは見たい」という周りのやつらへ。
「さすがにやりすぎだろ、やめてやれよ」と声を上げてほしいけれど、きっとそれも難しいと思うので、まずこれだけは言わせて。

撮影はするな
撮影した時点で、貴方は主犯格と同等の悪人枠にエントリーしています。
そのくらい、暴行を受けている子の心をえぐる行為をしてるんですよ。
それに自分だって、スマホのカメラロールにそんな動画があるのは気分悪いでしょ?
もし「別にそんなことない」というなら、それはもう傍観者の枠ではなく、がっつり主犯格の一角を担ってしまってるんでしょうね。
被害者が「地獄に堕ちろ」と思う対象に、貴方もばっちりエントリーしてますよ。
将来、もし自分の子供のスマホからそんな写真やムービーが出てきたら、きっと僕は子供を尋問します。
「私はやってない」と言われたら、「じゃあなぜ助けてあげない?なぜ庇ってあげない?」と思うし、我が子がその場に同席していることがすでに耐え難い苦痛です。
だから助けてあげられないなら、まずは「いじめる側」という立ち位置につかないで欲しいし、間違ってもカメラを向けたりするな、といいたい。
・・・

そして、やられている子へ。
君は、音声でも動画でもいいから記録に残して、味方を探してください。
今ネットで騒がれているように、加害者側?の動画が流出することで結果的に助かるパターンもあるでしょう。
でもきっと自分が暴行されている動画なんて、皆に見られたくなかったよね。
(だからネットで拡散、という方法は「被害者も傷つく」ということを、世の中の人たちは知っておくべきだと思います。)
Amazon等で「ボイスレコーダー 超小型」で検索して、価格が安い順に並び替えて、そこそこ評価の良いものを買ってください。
たぶん2000円くらいで買えます。
なるべくマイクが音声を拾うような位置のポケットに入れて、それとなく相手の名前を引き出してください。
そうやって掴んだ証拠をもって、先生でも親でも友達でも警察でもいいから、頼っても良いかなと思った人に渡して、味方につけてください。
きっとこれまでには、ブチ切れて相手を刺し●してやろうと思ったこともあったでしょう。
現状から逃げたくて自●しようか迷うこともあったことでしょう。
それをしなかっただけで君はとても優しく、勇敢で偉いです。
君のことを大切に思う人も、君がそのいずれかを選ばなかったことを誇りに思っています。
だから君がされていることの証拠をつかんで、どうかそれを委ねられる味方を見つけてください。
この先もクソ共と関わるような生活を選択しなくていいです。
本当は加害者側が居場所を追われて、転校でも転居でもするべきだけど、そんなやつらはまともじゃないのでいつまでたっても君の願った通りにはなりません。
納得はいかないかもしれなけれど、どんな方法でもいいから「加害者たちが物理的に君に接近できなくする方法」がベターなんだと思います。
いいかい?
いじめた側は今後、君がつかんだ証拠の使い方によっては再起不能にすることも可能です。
その一方で、いじめられた側はいくらでもやり直しができます。
どうか忘れないでください。
自分はブチ切れました

中学生のころ、自分もいじめを経験しました。
いじめられてたなんて、カッコ悪くて公表したくないけれど、前述のように大多数の人が経験するんですから、そりゃー僕のような雑魚は経験します☆
「クソ…あんな野郎は●ねばいいのに…」
当時は何度も思いました。
ある日、耐えきれなくなった自分は、相手の胸ぐらを掴んで引き倒し、
シャーペン刺しました。そいつの背中に。
グーパンチでやり返せばまだ多少はカッコいいのにね。
僕は小物なので近くにあった凶器を選択。
刺さる瞬間までは●してやろうと思ってたんですが、ついうっかり躊躇してしまい、シャーペンのシャープな先っちょ(1cmくらい)しか突き立てられませんでした。
けっこう血も出て、そこそこモメたけど、相手は何も言ってきませんでした。
きっと刺されるだけのことをしてきた自覚があったんでしょうね。
それからピタッといじめも無くなりました。
「こいつはやりかえしてこない」という前提が変わったから?キレたら刺されるから?w
理由はわかりませんが、自分にも平穏な日常が戻ってきてめでたしめでたし。
たぶん、あいつの背中にはきっと今も刺された痕があることでしょう。
へっへっへ、ざまーみろ。
でも思うのは、あれから30年経ちますが、今でもあいつにはもう会いたくないなーって思います。
実家を離れているので今さら会うこともないんだけど、そんな風に、やられた方は永続的な傷を心に負うんです。
まー報復によって相手も傷を負ってるけどw
いじめなんかやめようね。
する方にもされる方にも、良いことないです…。
5年くらい前にたまたま本屋で見つけて読んだ本です。
著者の実体験を交えつつ、高学年くらいの子でも読める文章になっています。
「なんでこんなひどいことするんだ…」という漠然としたモヤモヤが少しだけ明確になるので、子供をもつ親御さんは読むと良いと思います。
ただし、今はまだいじめの「い」の字にも触れたくないという人は、もう少しだけ心が落ち着いてから読まれることを勧めます。
