どっさり雪が降りました

この3連休は各地で大雪。

北海道や東北、北陸のほうは大変だったようですね。

飛騨にもしっかり降りましたよ。

こんな感じ。

30cmくらいは積もったかな?


きっと飛騨の人たちはこう思ったはず。

おー降ったなー

…でもまーこんなもんか。


1月の30cmなら割と想定内なのです。

まずはたいしたことなくてひと安心…。

田舎なんて住むもんじゃない?

ふと、以前住んでいた地域で、雪かきをしながらこんな会話をしたのを思い出しました。


Aさん「おーおつかれー」

「お疲れさまっす…」

A「見るからにお疲れやな。会社で雪かき、帰ってからも雪かきってか」

「そうっすね…もう雪が重たくって。これを1日に何回もやるのはキツイ…」

A「それにしてもさーお前よくもまあこんなところに来たよな」

「ここで生まれちまったならしょうがねーけど、わざわざ「便利な都会」から「不便な田舎」に来るかね…意味わからん」

「えー良いところですよ、ここは」


一緒に作業していたBさんCさんも言いました。

B「だとよ。おれもおめーもココで生まれちまったからワカランだけで、きっと外から見たらなんか惹かれるものがあるんやさ」

A「いやいや!ないやろ!夜明け前にいっぺん雪よけとるのに昼も夜も同じことしんならんよーな土地に価値なんかあるか!」

C「おめーら、いいからさっさと○○のばあちゃんちの前の雪よけてやれよ。ばあちゃん、そろそろ帰ってきてまうぞ」

A「は~…めんどくさい…」


「でもこうやってワイワイ話しながら雪かくのもなかなかイイじゃないですか」

A「は?一体それのどこがええの?」

B「いつまでもしゃべくっとるから雪またじ(=雪かき)もちっとも終わらんしな?笑」

そこへ県道の除雪を終えたDさんが登場

「おーいお疲れー。ちょっとどけ。どかしてやる」

ガガガガガ!っとペイローダーの一撃で、男4人が30分かけた除雪量の10倍くらいどかしてくれました。

「あざーっす!」



A「はー終わった終わった。Dさんが通りかかってくれてラッキーやったな」

C「ペイローダーええなぁ。あれ町内会で買ってくれんかな」

B「…Dさんのあれ、中古で800万って言っとったぞ」

C「…この先も人力やな」

A「…はー不便不便!不便だらけや!おらおら!終わったしとっとと帰るぞー!やったのは全部機械やけどな!」

不便は不幸か

雪が多いと、もー冬の間これ(除雪)ばっかです。

こんなに大変なのに、この作業で何かが前進するわけでもありません。

マイナスをゼロに戻すための作業って感じ。

Aさんのいうように、そこで生まれたならまだしも、わざわざ移り住むような場所ではないのかな…。

それがこの年の冬に何度か思った事でした。

ところで「便」てなんだ?

「不便」の便て、なんで「便」という漢字なんでしょうね。

だってこの漢字って、ウ○コとかのことを指す字なんじゃないの?

おしえてAI先生~


ちょっと省略


元々の意味は「スムーズに事が運ぶかどうか」を便といったんですね。

で、そこから派生して、ウ◯コの快便加減にまで意味が広がった、と。

誰だか知りませんがなかなかウィットに富んだ言い回しをしたもんですな。


不便…。

つまり、田舎はものごとがスムーズに進まない、色んなものが滞っているってこと?

たしかに経済成長やインフラ整備なんかは都会よりも後回しにされがちです。

なんせ住んでる人口が少ないわけですから、優先順位が下がるのは仕方ない。


でもね。

頼まれてもいない、近所のばあちゃんの家の前の雪かきを、なんの見返りも求めずにする人がいる。

それもまるで、やって当然とでもいうかのように。

これってなかなかすごいことだと思いませんか。

めちゃくちゃ円滑な情報伝達どころか、そもそも何も伝達してないのに、ばあちゃんのために動く人がいるんです。

全ての田舎がこうだとは言わないけれど、こういう人と人のつながりって、まちがいなく田舎の良さのひとつでしょう。

しかもこれは、何か特別なスキルでもないと出来ないような関係作りではなく、

自分がされたら嬉しいことを人にして、

自分がされたくないことは人にもしない

それくらいの感覚があれば再現可能なんです。


ばあちゃんは、こうも言いました。

「ローダーがきれいにしてくれるのもありがたいけどな、私のために皆が額に汗して頑張ってくれるのはもっとありがたいよ」

「家の外からアンタたちの「あーめんどくせえ」って声がしなくなったらそれこそ寂しいわ」 


だそうです。

無駄じゃなかったんだね。



大雪のあとの夕焼けはお見事でした。