◆田舎で生活10年目!◆

都会を逃げ出してきて、気が付けば田舎暮らしも10年が過ぎました。

あまごが死んだ日

こんにちは!

めちゃくちゃご無沙汰しております。

前回が3月1日の更新だったので、実に4ヶ月近いブランクが空いてしまいました。

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その間も読者登録を外さずにいてくださった皆様、ありがとうございます (ノД`)

むしろブランク期間中に10名くらい増えていて、中にはあまご(犬)への励ましのメッセージなんかも頂いたりして、そのたびにウルウルしてました^^;

これから少しずつ返信させていただきますね。


さて、もうタイトルの通りなのですが、

僕が飛騨に来た年からの13年間、

僕の人生の約3分の1もの時間を共に過ごしてきた柴犬のあまごが、今年の春に亡くなりました。

覚悟はしていたはずなのに、とてもつらく、悲しいお別れでした。

乳腺炎ではなかった

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去年の秋のエントリーです。

…実はあまごの病気は乳腺炎ではなかったのです。


この時点で「獣医の誤診?」と思われた方。

それはちょっと違うのです。

本当はお腹を切って、細胞の病理検査をすればちゃんと病名や対処も分かったはず。

あまごはもう13歳の高齢で、ここから体に負担のかかる検査やお腹を切る治療をするよりも、少しでも心身ともに健康的に過ごして、おだやかにその一生を終えられるようにしよう…。

それが僕らと先生との間で話し合って決めた、今後の方針でした。

それなのに、あまごの腫瘍の膨らみ方は異常で、とても薬で抑えきれるものではなく、やむをえずに手術することになります。

その後は、切っては腫れて、切ってはまた腫れての繰り返し。

こんなに切らなきゃいけないなら、たとえ多大なお金を払ってでもちゃんと検査をするべきだったのかな…。

あまごには本当につらい思いをさせてしまいました…。

寂しがり屋のあまごは、ひとりで入院するのだって本当につらかったと思います。


「また、ここに置いてくの?」

「一緒に帰ろうよ…、もう痛いの嫌だよ」


あまごの目がそう訴えているようで、

心の中でずっとごめん、ごめんと謝っていました。



そんな日々が続き、必ず良くなると信じていたのに少しずつ悪化していくあまご。

最終的には、先生の病院ではもう手に負えなくなってしまい、

もっと新しい資機材の揃った動物病院にて 救急で診てもらった結果、

「軟部組織肉腫」という病気だったことが判明しました。



この病気自体は、正直それほど重篤なものでは無いのだそうです。

早い内に対処していれば…。



でもあまごの場合、この事実が分かった時にはもう、あまりにも遅すぎました。


…もうね。

本当に自分のせいなんです。


何度切っても治らなかったのだから、すぐにセカンドオピニオンをもらうべきだったのに…。

治療費の心配よりあまごの体を優先すべきなのは当然だったのに…。

そのうち、分不相応なことは分かってたのにどうして犬を飼っちゃったりしたんだろう、とか、

もっと幸せにしてくれる飼い主さんがいたんじゃないか、とかネガティブ思考の迷路に迷い込み…

思えばあの時は、精神的にもちょっと鬱みたいな状態になっていました。

3月23日、未明

朝5時頃、僕のケータイが鳴りました。

こんな早朝に呼び出すケータイの画面を見た瞬間に悟りました。


「…もしもし」


「あ、おはようございます…朝早くに申し訳ありません…〇〇動物病院です…

あまごちゃん…たった今、静かに息を引き取りました…」

「はい」

「力及ばず申し訳ありません…今日はお仕事ですよね…では夕方にお迎えにきていただけますか…?」

「はい」

「その際には大きめのバスタオルと〇〇と▲■と…」

電話の向こうの声は、耳から入ってそのままスルリと抜けていました。

ただ、ひとつだけ知りたかったこと。


「あ、あの…あまごは最期に苦しんだりしませんでしたか」

「そうですね…穏やかに良いお顔で眠りましたよ…」




「そうですか…ありがとうございました…」



電話を切って、横で寝ていた奥さんに伝えました。



「…あまご、今死んじゃったって」


「…うん」


「夕方、迎えに来てって…」


「…うん」


それだけ話すと、二人で抱き合って泣きました。

おかえり、あまご

「…おうち帰ろうか、あまご」

バスタオルにくるんだあまごを抱きかかえると、

ぐにゃんと体が反り返りました。

知らなかった…。

脱力状態ってこんなにぐにゃぐにゃなんだ。


あまごはこの半年、本当に弱ってしまったけど、抱きかかえると大人しくしててくれて、

僕が抱きやすいように体を丸めてくれていたんだ。


「うう…。」

他の患者さん達もいるので病院では泣かないと決めていたのに。

ごめん、あまご。

そんなにぐにゃぐにゃだと腕から落ちちゃうよ…。

あまごが僕の元から去ろうとしていることに、真実味を感じた瞬間でした。


久しぶりに家族3人と1匹で寝ました

布団に毛が付くので、結婚してからは一緒に寝ていなかったんだけど、

久しぶりに僕の布団にあまごを寝かせました。


ずっと前足をにぎって、時々マッサージして。

話しかけては抱きしめて。

眠気なんてちっともやってこず、

朝までずっと一緒に過ごしました。

昔からあまごは、長いこと話しかけていると、時々あいづちのようにペロッと返してくれていたのですが…もうそれもありません。

お話はね、キャッチボールだから、返してくれる人がいないのは寂しいんだぞ。

ご主人にボールを返さないなんて、この薄情者め。

まったく…なんでこんなに急なんだ。

もう少しお別れの日時とか決めて、

ありがとう!それじゃ、さようなら!って去っていくのが正しい礼儀ってもんなんじゃないのかね。






幸いにもペットの葬儀屋にすぐ予約を取ることが出来ていたので、

この夜が明けたらあまごとはとうとう本当にお別れです。




最後の晩だね。

隣にいてくれてありがとうね。

抱きしめさせてくれてありがとうね。

お前ができる、最高の礼儀を尽くしてくれたよな。


お前が僕の元にやってきた日の夜と同じように

あまごが右にいて、僕が隣に寝て。



あの日のこと。

今日のこと。

絶対忘れないよ。

この目と鼻の先にいるお前の顔、ずっと覚えておくよ。

お前も父ちゃんの顔、どうか忘れないでよ。

むこう行っても覚えててよ。。

約束だからな。



春雪

夜が明けると

外は一面、真っ白でした。




やがて子供が目をさまし、

「あまちゃん、おはよ」

と話しかけていました。



…あ。

これ、残さなきゃ。


とっさに思いました。


カメラを向けると

子供はあまごの頭をヨシヨシしていました。

「あまちゃん よしよし いいこいいこ」



うう…あああ…わああああああ。


たぶん、この時が一番泣いたと思います。


あまご。

きっとこの子は、今日の事もお前の事も忘れてしまうんだけれど。

でも、おまえはきっと、大切な事をたくさんこの子に教えてくれたんだよね。


この子がこの世に生まれた時にはもうあまごが我が家にいて、



いつだってそばで見守ってくれていたし、



悪さをした時には叱ってもくれたね。




ありがとうね、本当にありがとうね。



ありがとうって、

笑って送り出さなきゃいけないのに。

悲しくてたまらないよ。


さよならなんて、まだ言いたくなかったよ。


ごめんなぁ…

笑顔で送り出すなんて、やっぱり出来そうにないなぁ…。


・・・

ありがとうとごめんを交互に交互に思って、

やがて外が白んでくると。


窓の向こうでは、庭を駆け回っていた頃のあまごと一緒に植えた、沈丁花の苗にも雪が積もっていました。



そんな、春のお別れでした。


 

やっと書けました


たったこれだけの内容なのに、

またこうしてブログが書けるようになるまで4ヶ月もかかってしまいました…。

いやぁ…本当に悲しかった…。

ペットロス、まじでしんどいっす。


でも人って上手くできているもので、悲しさも寂しさも、ちゃんと時間と共に薄れていきます。

決して忘れてしまうわけではないんだけど、

できることなら一人静かに悲しみの沼の底に沈んで、誰からもほっといてもらいたかったのだけど、

避けては通れない日常という社会の中で、

ぱっと見、平静を保っているような顔をして日々を送っていくうちに、

やがて胸の中のトゲも抜けていくみたいです。

忘却は人間の優れた機能、なんて話もありますしね。

でも、あまごがいなくなって思います。


本当にアイツに出会えて幸せでした。

色々と悩んだりもしたし、お金もかかったし、犬を飼うことによる制限もあったけど。

それでもたくさん僕のことを支えてくれて、励ましてくれて、

共に素敵な時間を歩めたし、家族みんなで最期の時間を過ごすことが出来ました。


またいつの日か、こんなかけがえのない家族に巡り合えたらいいなあと思いつつ、

今日のブログはこれで閉じたいと思います。



ブログ、今度はちゃんと継続させるぞー!

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