こんばんは〜。
早くも九州では梅雨明けとのこと。
その他の地域も来週には明けそうですね。
ゲリラ豪雨の被害に遭われた方々には申し上げにくいのですが、
今年って…梅雨らしい雨、何回降ったかなぁ(^^;
オニヤンマ
誰もが知っている日本最大のトンボです。
その体は10cm程にまで成長し、黄色と黒の模様も実に鮮やか。
凛とした姿はとてもカッコいいです。
複眼
あの大きな目は「複眼(ふくがん)」といって、小さな小さな沢山の目の集合体。
実はそのひとつひとつはあまり有能ではないのですが、
とにかく視野が広いのがメリット。
あと、あまり知られていないのですが、この2つの複眼の他に、
ちゃんと「単眼(たんがん)」もあるんです。
しかもそれが3つも付いているんだそうですよ。
ということはこいつら、5個も目を持っているのかぁ。
彼らには一体、どんな世界が見えているんでしょうね。
目が茶色い…?
このトンボ君。
まだ目が茶色い。
オニヤンマの目といえば、透き通るような翡翠色をしているものなんだけど。
これはね、学生時代、自然環境や環境教育を勉強していた僕がドヤ顔で説明しましょう。
(といっても、この記事を書くにあたりガッツリ「google先生」のお世話になりました(笑))
この状態を、専門用語では「テネラル」といいます。
前述の通り、「羽化から間もない状態」のことを差します。
まだ羽がフニャフニャだったり、体が白い状態のセミとか見たことありませんか?
大体、24時間ほどで体はしっかりと固くなるのですが
このオニヤンマの目に関しては、おそらく2週間くらいかけてゆっくりと綺麗な翡翠色に変わっていきます。
あれだけの複雑な自然美ですからね、それくらい時間がかかるのでしょうね~。
オニヤンマの一生
オニヤンマの寿命は約2ヶ月ほど。
セミよりは少し長生きですが、それでもひと夏限りの短命です。
(あ、ちなみにセミは、よく「1週間の命」なんて言いますが、そんなことないんですよ。
実際は真夏を過ぎてから生まれたヤツほど長生きで、中には1ヶ月くらい生きるコもいます。
おかしな話ですが、セミってやつは暑さが苦手なんだって。ウケるw)
・・・
あれだけ大きな体のオニヤンマ。
「幼虫の状態」であるヤゴの期間も約3年と、とても長いです。
やっとで出てきてからも、さらに目の色が馴染むまでに2週間…。
実に気の長い話です。
夏から秋にかけて、よく水辺などで「人生の伴侶」を探しているオニヤンマ青年を見かけますが、
頑張ってここまで立派になったのだから、どうか良い相手が見つかってほしいものです…(°▽°)
そして僕ら人間だって、一度きりの人生であることは変わりありません。
それなら精一杯、生ききってやりましょう!
…さ、仕事仕事(笑)