現在、今まさにこの瞬間、
テレビでは「耳をすませば」が放送されています。
胸キュン全開の名作ですよね〜(〃ω〃)
耳をすませば
夢を追う少年と、そんな彼に憧れる少女との甘酸っぱい物語。
なんと、「観た後にブルーな気持ちになってしまう」人がたくさんいるのだそうです。
なぜかって?
「おれにはこんな胸キュンな青春なかったわ!」
「ちゃっかり雫だけズルい!」
「将来の夢なんて無かったなぁ…」
などなど。
はいっ!o(・x・)/
ものすごく分かります。
こんなステキな胸キュンも将来の夢も無かったわ〜!
そんな僕も歳を重ね、どんな奇跡が起きたのか、ちょうど5年前の今日、入籍いたしました。
その際「結婚の記念に何か買おう」ということになり、
「でも指輪2つもいらないよね」と、二人とも指輪には興味がなく、最終的に買ったのが絵画でした。
風景画が好き
僕は昔、ちょっとだけ油絵をかじっていました。
ホントにちょっとだけですけど…。
絵は良いです。
ウソみたいですが、絵は人を表します。
よく「文字は人を表す」なんて言い方がありますが、
それと同じように、絵も人間性がにじみ出るような気がします。
自分の昔の絵を見ると、どうも途中で飽きてきているのか、
細部になる程どんどん雑になっていくので、やはりそんな人間性なんだと思います(笑)
・・・
そして僕は東山魁夷画伯が大好き。
素晴らしい自然の描写と、観賞していると、いつしか周囲から音が無くなってしまうのではないかという程の「静謐」を感じさせるタッチ。
※本当は作品の画像を貼りたいのですが、おそらくフリー素材の画像などないので気になる方は検索してみてください…
読み方は「ひがしやまかいい」さんです。
他にもたくさん好きな画家さんはいるのですが、これまで、自宅に飾りたいほどのものはあまり出会えませんでした。
(家のデザインが和風ではない、という理由もあるんですけどね)
そんな中、入籍のタイミングと時を同じくして、たまたま市内にて井上直久さんの展示会が開催されていたのです。
井上直久さんとイバラードの世界
「耳をすませば」の中で、雫が自分の作品「バロンのくれた物語」を執筆している時、
夢うつつの中で、バロンと空を飛んでいるシーンがあったのを覚えていますか。
(これを書いている今、22:30なのであと10分後くらいかな(^^)
あの世界観が、井上直久さんのイバラードの世界。
魔法の存在する世界であり、人々はシンセスタという思念に反応する鉱物等を用い、ソルマ(虚像)という技法によって自分の思い浮かべたものを表現する。
空にはラピュタと呼ばれる浮島や小惑星が無数に浮かび、街の建造物は植物に覆われている。
この世界の公共交通機関は車輪のない宙に浮く高速鉄道「ジーマ」や市電である。
空間や重力、ものの見え方や感じ方なども一定ではなく、可変的なものとして描写される。
住民は人間をはじめ、外見はモグラやカエルやトカゲにしか見えない者や、培養人間、龍、森の人(J・R・R・トールキンの作品に登場するエントにちなむ)など多種多様であり、コウイカや恐竜・爬虫類、小惑星などとも意思の疎通がなされる。
「めげゾウ」のような特徴的な存在もいる。―wikipediaより
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いわゆるファンタジーの世界感なのですが、とても引き込まれるのです。
そして、イベント会場で悩むこと数時間。
よし!買うか!!
というわけで、我が家のリビングには、
見る人の悩みや悲しみを吸ってくれるという「めげゾウ」も同席?する「イバラードの世界」が一枚、鎮座しております。
なかなかの素敵な偶然
結婚記念日に買った井上直久さんの作品。
そして、5年目の結婚記念日に「耳をすませば」が放送されています。
これは今年はなかなか幸先いいんじゃないの!ってことで、今日のお話はおしまいです。
こんな、皆さんにとっては至極どうでもいい話にお付き合いいただき、ありがとうございましたm(._.)m