こんにちは!
今日はめちゃめちゃ雨降りでした。
外仕事のオイラはズブ濡れでございます。
こんな日はゆっくり風呂に入って体を休めたい。
(もーさっさと家に帰りたい…。ずーっとゴロゴロしてたい(笑))
今日はそんなお風呂の話。
風呂
以前にも書きましたが、きれい好きな日本人において、それは毎日使って当たり前の文化。
しかし世の多くでは決して「当たり前のモノ」ではありません。
入浴という文化そのものが薄い地域もありますし、先進国においても「基本、バスタブは使わずシャワーだけ」という所も非常に多いです。
バスタブを使うのが良いのか、シャワーだけで済ますのが良いのか、それは使い方にも寄るとは思いますが、
このお風呂というものを見直すと、家計簿にも大きな変化が生まれます。
・・・
この話をする前に、僕の飛騨に来てからの生活環境の変遷をご覧ください。m(_ _)m
…実は僕、飛騨に来てからすでに3回引っ越しておりまして。(^_^;)
そこで、お風呂を使う上でポイントとなる要素を挙げつつ、それぞれの家を比較してみます。
①2005年:飛騨の山奥に越してくる。
(立地) 標高の高い山間部の集落。気温は低い。=必要な熱エネルギーが大きい
(住居) 簡素な造りで真冬は風呂を張った直後から熱は逃げ始める。 =熱損失が大きい
(熱源) プロパンガス。しかも街からの配送料が含まれるためか、町で使うプロパンよりやや割高か =かかる費用大
水道代:4000円
ガス代:8000円~10000円
当時はひとり暮らしですよ?
めっちゃ高け~。
(考察)
・標高のある分、水温も下がる。気温も下がる。=より大きなエネルギーが必要
・給湯器が古い =熱効率も悪い
とりあえず飛騨での最初の家ですから、この金額を基準とします。
②2010年:山小屋生活を終え、彼女(現嫁)と同棲を始める。少し町寄りの賃貸に引っ越す。
(立地) 町に近付いたことで標高は300mほど下がる。=理論上、標高差100mで気温は0.6度の差が出る。 = 同じ時期でも約2度ほど高いことになる
(住居) ボロアパート。壁が薄く、たまに隣の夫婦ゲンカが聞こえる(笑) 作りの簡素さは以前と大差ナシ。
(熱源) プロパンガス。単価は①よりもやや安かったかと記憶しています。
水道代:5000円(1000円増加)
ガス代:9000円(ほぼ現状維持)
同棲を始めたことで二人暮らしになります。
(考察)
・ガス代が高いことがわかっていたので、そのまま二人分になって水道光熱費が倍は絶対ヤバい。
そこで思い切ってシャワー禁止にしました。
かけ湯は浴槽からタライで汲んで使用。(己の貧乏を受け入れていれば何の苦にも感じません笑)
その結果、ガス代は一人暮らしの頃と変わらず。よくぞでかした!
③2014年:2012年に結婚してまた引っ越し。なかなかペットOKの物件が無く、仕方なく新築のアパートへ。
= 家賃が上がるくらいなら我が家はボロ屋生活を選ぶ傾向にあります(笑)
(立地) ②と大体同じ
(住居) 新築だけあって高気密・高断熱。= 風呂の保温性も向上。
(熱源) 相変わらずプロパンガス。= 給湯器も新しいので高効率?
水道代:3500円(1500円減少)
ガス代:7000円(2000円減少)
技術の進歩ってすごい。
水もガスも両方とも下がりました。
(考察)
・設備のレベルアップのおかげ。
バスタブも今でこそ当たり前になってますが、お尻を置くところ以外は底上げされ、両サイドも中央に近付くほども内側にカーブしていて節水できる形状となっていました。
・給湯器も新しいものだったため熱効率もアップ。
相変わらずシャワーは使いませんでしたが、お湯の使い方は何も変えずに金額は下がりました。
④2015年冬:家を建てる。もはや飛騨から逃げることは出来ません。
(立地) ②③と大体同じ
(住居) ③よりも高気密・高断熱。風呂も保温性の高い浴槽に。
(熱源) エコキュートに。
水道代:3500円(ほぼ現状維持)
電気代:8000円程度?(まだ一年住んでいないので平均が出せず)
二人程度で暮らす間取りのアパートから、家族で暮らす住居変わったため、結果的にバスタブも大きくなっています。
おかげで足が伸ばせるようになりました…!(育ちのせいなのか気が付くと体育座りですけど)
それなのにこれまでとほぼ同量のお湯でしっかり張れてしまう。すごいです。
(考察)
・プロパンガスの高値が嫌でオール電化にしたため「ガス代」というものが無くなりました。
上記の電気代は、一ヶ月の家庭の使用電気すべてを含んだものです。
風呂だけだと…いくら位なんだろう?計算の仕方がわかりません。
エコキュートは「ヒートポンプ方式」なので、周囲の気温が高いほど「頑張らずに」お湯が沸かせるハズ。
つまり入居してすぐの冬が一番高かったはずです。
春先には6000円いかないくらいまで下がりました。
まとめ
というわけで、おそらく途中から読み飛ばされたかと思いますがw
設備の変化などで若干の上下はあるものの、
「使う人数が倍になっているのにほぼ変化ナシ」
という結果にたどり着くことが出来ました。
この理由としては
体を洗うのも髪を洗うのもバスタブのお湯を使ったから。
これに尽きると思います。
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諸説ありますが、家庭で使う水の内
「4分の1が風呂」
「5分の1が洗濯」といわれています。
また家庭で使うガスの内訳は
キッチンで使用する分が2
風呂で使用する分が8です。
これを見ただけでも水道光熱費の内、風呂がどれだけ占めているかお分かりですよね(^_^;)
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また、別情報としては、日本の水道代はかなり安く、12Lで3円ほどです。
でもね。
蛇口から出る水は5分間で60L。
10分シャワーを使えば120L。(つまり30円+ガス代)
たぶん、今の日本人はシャワーだけでも当たり前に10分くらいは使ってますよね。
120L×家族の人数分。
これって一体浴槽何杯分の湯(=水+エネルギー)を捨てているのでしょうか。
…もっとも、これは我が家のように二人しかいないから出来ることで、3人4人と増えてくれば話も変わってくるし、年頃の子供なんかは嫌がるかもしれないですし。(^_^;)
気持ちよく使えないのであれば、ムリして節約する必要はないのかもしれません。
・・・
でも我が家では、出来ればこのスタンスを続けていきたいんですよね。
今、風呂は180Lに設定していて、二人で入浴を終えて、
最後に洗濯で残り湯を使いきる、という感じです。
大事なのは、「〇〇をこれだけしか使わなかった」ということよりも、一度発生させた水やエネルギーをしっかり二次利用すること。
ここを覚えておいてください!
お風呂は水道光熱費の全てに関係アリ
お風呂は、
まず、たくさんの水が必要です。
そこに電気、もしくはガスで熱を加えてお湯に替えます。
つまりは、水道光熱費すべてに関わっています。
これだけのものを、たった一度自分の体に触れさせただけで排水溝に流してしまうこと。
これは絶対的にムダ!
①お風呂を省エネルギーで利用すること、
②そして入浴後のお湯も有効に活用すること、
このふたつが作用すると、相乗効果となって水道光熱費すべてが削減されます。
それを習慣化してしまえば、特別大きな苦労もなく、年間にして万単位のお金がたやすく浮きます。
・・・
我が家でこいつだけは「え?お風呂?どうぞ私の事はお気遣いなく…」
日本人の大好きなお風呂。
資源の面からもお金の面からも、上手に関わっていきたいところですね!