こんばんは!
今日は良い休日でした!^^
こうの史代さんの作品
僕は原作者である「こうの史代」さんの作品が好きです。
写真は「夕凪の街 桜の国」。
「この世界の片隅に」と同じ、戦時中のお話。
とても重たい内容にも関わらず、どこか明るくコミカルに表現されています。
この絶妙なテイストが好き。
めちゃくちゃ良かった!
「この世界の~」は原作を持っていなかったので、内容は一切知らずに観てきました。
ネタバレしない程度に感想を述べるなら…
「どこが良かった?」って聞かれた時に、
「ここ!」とピンポイントで答えられないのです。
(いや、随所に涙腺を刺激するシーンはあるんですけどね)
ドカンと泣かせにくる場面もないんだけど、
不思議とじんわり胸に迫るものがあり、
見終わった後には前向きな気持ちになれるような作品です。
つまりは、先ほども述べた通り、
「こうのさんの作風」を上手く映像化できているような気がしました。
・・・
いつでも笑って生きていよう。
どうせ明日は勝手にやってくるし。
失敗も困難もあるけど、きっと人生そんなもんだよね。
こういうセリフがハッキリある訳ではないんだけど、そんな感じ。
今の自分たちが言われても励まされるよね。
あ、この作品の魅力を語るため、一個だけネタバレさせてください!
それは、主人公「すず」のフワフワしたキャラクターも良いんだけど、
周りを固める「男たち」が良い味出してます。
当時の男は、
多くを語らず「黙って俺についてこい」が一般的?だったんですよね。
「好きだ!」なんてことも言わないし、
なんなら嫁には「ありがとう」も言わず、
今生の別れになるかもしれない、出兵の際にも寂しさや弱さは見せません。
だからなのかな。
「すずはやわい(=柔らかい)のう」とか「すずはこまい(=小さい)のう」とか
そういう言葉が愛情表現なんだなっていうのが、なんかグッときます☆
防空壕の中で、空襲警報解除のあとにこっそりキスしちゃうとことか。
危険が去って、安心したらムラムラっときちゃったんですね(笑)
※2017.05.16追記
よく考えたら「空襲警報のあと」ではなく、「通り雨のあと」でした。すいませんε-(´∀`; )
結局、男だって弱いんですよね。
弱いんだけど、決して人の前で弱いところを見せないのが男らしさ。
言葉にも態度にも出さないけど、
要所要所ではちゃんと大切な人を守るのが男らしさ。
現代では「男たるもの」なんて考え方は古いのかもしれないけれど
自分も30代の後半に入り、
自分の思う「カッコいい男」の一端には、こういう要素があったりするんじゃないかなぁ、とか思ったりしてます。
同世代以上の人たちには、彼らの甘酸っぱい恋愛模様もグッとくると思いますよ(笑)
いっぱい書いたけど消します
表現力の乏しい自分は、どこをどう書いてもネタバレになることが分かったので
ズラズラ書いた内容を全部消しました(笑)
それから、原作未読だとちょっと意味が分からない場面があるようです。
というわけで
注文しましたー!
届くのが楽しみ(・∀・)
また、iTunesでの配信も始まったようです!
い、今の精神状態だとポチっちゃいそう(*_*)
すずの声優を務めた「のん」さんも来場していました
ちなみに今日のイベントでは、上映後に「のん」さんのトークショーもあったんです。
でも妻のお腹の赤ちゃんと相談した結果、そちらは見ずに帰ってきました。
妊婦さんに3時間同じ姿勢はツラいですからね。
でもたぶん、多くの人はトークショーがメインなのでしょうね。
それを見ないんじゃ普通に映画館で見たのと何ら変わりませんし(^^;
ん~まあいいか~。
さあて、明日は会議です。
に、逃げ出したい…(T_T)
防空壕に隠れたいよ…_| ̄|○