北アルプス・西穂高岳

こんばんは!

台風が勢力を強めて近づいてきています。

毎回毎回ハラハラさせられますが、今回もビニルハウスが壊されませんように…

そして各地で大きな被害が出ませんように。


・・・


毎年10月のこの時期は、作業にもちょっとだけ余裕が出てきて色々遊びまわる時期です(・∀・)

今年はねばってねばって月末までトマトの収穫をしたいので、まだどこにも行けませんけどね。


ネタが思いつかないので今日は昨年の登山の話(笑)



・・・

ちょうど去年の同じ週末。

夫婦で西穂高岳に登ってきました。


実は3年前の10月にも西穂に登っているので、なんだかこの時期の山登りは、僕にとって恒例行事のようになってきています。


そうはいってもこの西穂高岳は、麓から「新穂高ロープウェー」を使って、山の稜線までビューンと行けてしまうので、せいぜい「ちょっとキツめの山歩き」ってところです。


今回は比較的、初心者でも行ける西穂高岳の独標(頂上より手前の、なんか出っ張ったとこ)までのコースをご紹介します。


というか僕はそこまでしか行ったことが無いのであるw


西穂高岳の概要

西穂高岳(2,909m)は北アルプスの中でも屈指の人気エリア「穂高連峰」の中に位置し、

・新穂高からも上高地からも行けるアクセスの良さ、

・ゴツゴツとした北アルプスらしい山の様相、

・コース設定次第で初心者から上級者まで楽しめる幅広い難易度、

・そしてなによりも、日本最大の2階建てロープウェーによって可能となった「観光地」としての秀逸さ、


以上のような条件から、
老若男女を問わず、さらにはペーペーから猛者までが楽しめる本格的な北アルプスとあって、夏から秋にかけて大人気のスポットなのです。



そして、自慢です(笑)
僕の家からは車で1時間もあれば山の麓まで行けてしまうというミラクル!



夜が明けました。

ガラリと窓を開け、まずは乗鞍のあたりの様子を見ます。

「なんよ~ガスっとるに(←飛騨弁)、今日はやめんべか。(←千葉弁)」

ごそごそ…(二度寝開始)


これが可能なのは山が近いからこそ!


僕はね。

山なんて曇りの日ですら行きたくありません!(笑)


山小屋にいる間、仕事なので渋々、悪天候でも作業に行きましたが、あんなのもうやだ!やだやだ!




新穂高ロープウェー


今は秋の紅葉の時期です。

週末はもちろん、平日でも朝から混雑します。


それからこれは覚えておいた方がいいよ〜というポイントをひとつ教えますね!


それぞれ、その山特有の条件があるとはいえ、

山ってやつは基本的に午後から曇ります。


なぜかって太陽が昇り、気温が高くなってくると上昇気流が発生し、それが雲になるから。


だからもし山に行こうとなった時は、山で過ごす時間帯は午前中に設定した方が良いと思います。



・・・

話は戻ってロープウェー。

2,909mの山に登ろう!ってのに、なんと2,156mまで連れて行ってくれます(笑)

このロープウェーは途中で乗継をするのですが、2つ合わせて所要時間はたったの15分ほど!


そんなわけで、ロープウェーの終点「西穂高口駅」の周辺では、標高2000mを超えているにも関わらず、
ハイヒールのお姉さんや、
先のとがった革靴のお兄さん
ロングコートのマダムに、
高いところに来た時点ですでに疲れているナイスミドルといった具合に、

この世のあらゆるシーンを網羅した、人間という不思議な生き物の生態が観察できます

「多様性」だけならここが一番富んでいるかもしれません。



冗談はさておき、

いざ出発!


1時間ほど歩くと、約200mほど標高が上がり、周囲は森林限界を迎えます。

すると、あたりからは一気に木々が姿を消し、周辺の眺望が開けます。



そこからもうしばらく歩くと

西穂山荘に到着~!!


ここは日本で唯一、通年通して営業している山小屋です。

一度でいいから、冬に来て泊まってみたい小屋。

夏でさえ、背中に鳥肌が立つほどの星空が見えるというのに、冬はどんな感じなんだろう…!



ここで休憩。

大好きなコーヒータイム♪


今は1杯分のドリップのバッグも売っているというのに、

わざわざ豆のまま持ってきて、そこで挽いて飲む。


持参した豆は、いつもなるべく良い物を選んで持っていきますが、

そこにさらに「上がったテンション」と「最高のロケーション」という、無敵の+αによって生まれる至高のコーヒー…

いや珈琲を味わいましょう!


あ、おしっこが近くなるのでトイレに行くことをお忘れなく。


西穂山荘を出発

ここからはちょっと急な登りとなります。

でも危ない所は無いのでゆっくり歩けば大丈夫。

晴れていれば、周囲は大パノラマが広がります。


丸山に到着

山荘から30分もしないで「丸山」という存在感の薄い山頂に着きます。

スケジュールの都合上、ここで引き返す人も結構いるみたいです。


とりあえず「マル」!


撮ってくれた人も苦笑いw

でも毎回やっちゃいます。


芸がない。


・・・


さらにそこから30分。


さあ、ここからがいよいよ山っぽくなります。

岩はゴロゴロ。

鎖を張ってある所もあります。


最後のひと踏ん張りです!



西穂高岳の独標(2,701m)に到着!



最後だけ、ちょっとしたクライミングみたいな感じになって、人によっては結構コワいと思います。

でも勇気を出してがんばって!

※このあたりまで来ると、ヘルメットの着用が推奨されています。

持っている場合は必ずかぶりましょう!

あと、紫外線が強いのでサングラスなどもあった方がいいかも。


ゴール!!おつかれさまでした!


というわけで、ロープウェー終点からたったの2時間でボチボチの登山が出来ます。

これってすごいことです。

帰りは使う筋肉が違うので、なるべくゆっくり下りましょう。

運動不足で挑むと足がプルプル、生まれたての小鹿さんになることはほぼ確実です。

仮に2時間で上がってきた人であれば、ゆっくり行っても帰りは1時間半ほどでロープウェーまで戻ってこれます。

怪我の半分以上は帰りに起こります。

ゆっくりゆっくり。


全然知らん人達と仲良くなったりしてw



いかがでした?

山に行きたくなりました?

「むしろ絶対行きたくない!」という人もいるでしょうね(笑)


でも、ありきたりな話ではありますが、山に登ると自然の壮大さ、引いては自分の小ささを感じます。

たしかに悩み事も「…まあいいや!」って気にもなります。

特別な能力が無くても、一歩一歩、自分の足で歩みを進めれば、いつかはゴールに辿り着く。

きっと、人生の縮図のようなものです。




今日の記事を読んで、ちょっとでもいいなと思ってくれた人、

近場の低山で良いので登ってみてはどうでしょう。


何か胸の奥のモヤモヤがスッと軽くなるかもしれません。




あと、大切なのは、登頂以外に「目的をひとつ持つこと」!

たとえば僕なら、上でコーヒー…じゃなくて珈琲を飲む。

ほかには、「炒めておいた野菜やコーンを凍らせて持っていき、上で贅沢な味噌ラーメンを食う!」とか。

セブンイレブンの「もちぷにょ」でもファミマのシュークリームでも何でもいいんです。

(出来ればアホっぽいものの方が後でネタになるかもw)


そんな風にして、登山に限らず、いつでも楽しみを自分から見つけて行けたらいいですね^^