非常食「アルファ米」を食べてみたよ

こんばんは!

明日はなんと休みです!

ヤッター!^^

・・・

この前の日曜のこと。

いつ来るともしれない災害に備え、我が家に備蓄してあった非常食の賞味期限が切れそう…

…ではなく盛大に切れていたので、今回ローテーションの意味も込めて初めて食べてみました。



今回お昼ご飯に頂いたのは「尾西の五目ごはん」


これ、実は自分で買ったものではありません。

ではどうしたのかというと、僕が山小屋で働いていた時(つまり7年前)に、宿泊されたお客さんから

「帰りの荷物を減らしたいから貰ってくれないかしら」といただいたモノ。


メーカーの公表では製造から5年間が賞味期限とのことで、

今回食べたものは2014年の秋でリミットブレイクでした(笑)



…でもまー平気でしょ。

アルファ米だし。

(でも期限切れのものを食べる際には自己責任でお願いしやす)


アルファ米とは

そもそもこの「アルファ」って何でしょ?

アルファがあるならベータとかガンマとかあるの?

ガンマ米とか食べて大丈夫なの!?(そんなの無いけど)



このアルファってのは、お米の「デンプンの状態」のことなんだそうです。

お米は8割くらいデンプンで出来ているのですが、何も手を加えていない生のデンプンは味も悪いし消化吸収も悪い状態。

そこに熱と水分を加えることで美味しくて吸収も良い状態に変化し、これを「アルファ化デンプン」というんだって。

でも、しばらく時間が経つとポロポロで固くなってしまいますよね。

これはごはんが生のデンプンに戻ろうとする際の反応なんだそうです。


でもでも、この固くなった生デンプンに再び熱と水分を加えると、お米は再び「アルファ化」します。

この作用を利用して作られたのがアルファ米。


アルファ化デンプンから水分を取り除くことで、生デンプンに戻ることなくアルファ化の状態を維持できる…そうです。

そして、そこに水分を加えると…なんと煮炊きしなくても美味しいご飯の状態になる!のだとか。

テクノロジーってやつはすごいねー。


実食


ではさっそく食べてみましょう。

御開帳

中はこんな感じ。

カラッカラのお米と、カラッカラの具が入っています。

水分を加えます

中には「注水線」の表記があり、水かお湯をここまで入れます。

すごいのが、お湯じゃなくてもいいってこと。

熱湯なら15分。

15度の水なら1時間

フタを閉じて、じっと待ちましょう。

お腹が空いていたので15分待つのも結構しんどいです(笑)

そして待ち時間に比例して期待値が上がります!

出来上がり!

おお!なかなか見た目はちゃんとしてます。

熱湯で作ったせいなのかふっくら!


お味

土鍋やガス釜で焚いたものには及びませんが、このお手軽さなら美味しい部類に入ると思います。

ちなみに具の中身はニンジン・油揚げ・ごぼう・椎茸・コンニャク

ごはん自体の味付けは結構薄めですが、具の方に味がしっかり付いているのでバランスは良い感じ。


非常時に贅沢も言えませんが、もしここに漬物でも一品あれば、十分立派な食事です。

というわけで、今後は漬物も作ってみたいな~と思ったのでした。




評価

自分で買ったわけではないのでアレですが、2009年の店頭価格が357円。

現在ネットで探すと200円~300円くらいのようです。

決して安いとは言えませんが、自己責任にはなってしまいますが、おそらく10年くらいは余裕で食べられるのではないでしょうか。

災害時に備えて用意しておくには良いと思います!