こんばんはー。
雨です雨です。
こっちではまだ全然桜は咲いていないので、花が散ってしまう心配はないんですけど。
早く咲かないかな~。
今晩はうちのパートさんが一人退職されるので、その送別会。
というわけで、ストック記事からひとつ放出です(笑)
プロローグ
僕は昔から自然が好きで、どうやらその延長で、
「自然保護」とか「環境教育」とか、そんなことを勉強する学校に入ってしまいました。
それも大学を卒業してからね。
うん、ゴクツブシってやつ。
ごめんなさい(*_*)
そこでは学校の所有する山奥の実習地にて、毎月1週間前後の実習がありまして、
合同キャンプみたいなことをやるんです。
ハタチそこそこの若者たちが陸の孤島なんぞに放り込まれれば、
やがて「なんか楽しいことねーか」と模索し始めるのは無理もない話。
そんな中、どこからともなくある大会が始まりました。
腕相撲。
それはおち〇〇んの付いている漢であれば、誰もが絶対に負けたくない戦い。
もはや死合いだ。
「一対一」「力対力」という、言い訳を完全に排除した環境下で行われるそれは、
勝てばそのままマウンティングの上位へ、
負ければち〇こは縮み上がり、
夕食の器に注がれるスープも大さじ三杯分くらいになってしまう恐怖のゲームである。
そして僕は、昔っから超絶怒涛に腕相撲が弱く(笑)
この暗黒武術大会にも決して召集されないよう、
息をひそめ、空気になろうと徹していたのですが。
「やろうぜ~」
まじすか…(°▽°)
いや、いいんですよ。
皆めっちゃ仲良いし、負けたってハブられるようなこともないし、
スープだっておたま一杯分くらいはくれるだろうし。
でもなー、負けたくないなぁ~。
かっこわるい…。
やらないという選択肢はない
でもそこで、
「ええ~?い、いや、おれはいいよ…へへ…www」
などと卑屈な笑顔を浮かべようものなら、
僕がこれまで築き上げた「気の良いお調子者キャラ」も、
「逃げ腰ビチグソやろー」に降格になってしまうだろう。
それこそ耐えがたき屈辱…!!!
おれも日本男児の端くれ!(もやしっ子だけど)
大和魂と共に華々しく散ってやる!(もやしっ子だけど)
「…おーやるよ!やってやんよ!!」
・・・
ready …GO!
ふんぬぬぬぬぬぬ…!!!!!
(んん?もしかしてコレなら何とかいけるかも…!)
よーし!いけー!
おれのミラクルパンチ!
(パンチではない)
やっぱ折れたw
バキッ
「ん?」
「ん?」
二人で顔の上に?マークが浮かびました。
「…今、テーブルの脚、折れたんじゃね?」
「うん、なんかイイ音がした」
下をのぞき込むも何も変化なし。
「何?」
「さあ…」
と、テーブルから体を起こそうとしたら
やっちゃった\(^o^)/
つーか、うしろで超笑ってるヤツがいるんですけど殴っていい?w
あ、なぐろーにも腕折れてるわwww
すぐに緊急搬送
先生のボロくてダサいクルマで山の麓の病院へ。
すぐにレントゲンを撮ると
「あ~こりゃボッキリいったねぇ」
「ねじ折れてるわ~」
ちなみに、当時のパカパカのケータイでレントゲン写真を撮ろうとしたら
お医者さんと先生からめっちゃくちゃ怒られました。
なんでだよぅ!
おれの体の写真なんだからいいじゃんかよぅ!
冷たく「勝手にしろ」と言われたので撮りましたw
術後のプレートが入った写真もコラしてみたよ☆
強制送還
さて、僕は山梨の山奥から千葉の実家へ還らされることになりましたww
とはいえ、どうやって帰ろう?
そうだ♪
ぷるるるるる
「…もしもし?」
「あ!しもしも?お兄ちゃんだけど。今から迎えに来て~」
「いいよ、今どこ?」
「山梨」
4時間後
当時大学生だった優しい優しい僕の弟。
(今では2児の父)
千葉から来てくれましたよ。
ごめんよー、バカなお兄ちゃんでw
エピローグ
腕は手術することになりました☆
地元の病院では「大体2時間くらいかな」と聞いていましたが
全身麻酔から覚めて聞いたところ6時間半かかったそうです(笑)
その理由は、こう…グリッとねじ折れた際、
色んな神経がいっぱい絡まっちゃって、それを一本一本ほどくのがすごく大変だったそうです。
そしてね。
何が驚いたって、
∑(゚Д゚)…!!
指が一本も動かないよ☆
そこからは…
ええ…苦難の日々でしたよ。
通学の電車でガタンと揺れるたびに、車掌を引っ叩いてやりたくなり、
骨がくっ付いた後のリハビリも、まー痛い痛い(T∀T)
イケメンの理学療法士さんが担当してくれたんだけど、
優しい笑顔とは裏腹に、コイツ、もう一度折るつもりなんじゃねーかと思いましたw
(ギプスでガチガチに固めるので肘も全然動かなくなってたんですね!)
あと自分の知らない一面にも出会えました。
痛すぎると笑っちゃう。
どうやらドMだったことが判明しました。
皆は腕相撲で腕折っちゃダメだぞっ☆