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◆田舎で生活10年目!◆

もう僕が都会で生きていくことはムリだと思います。

野菜の時間⑪ まもなくトマトの出荷が始まります。

畑仕事

こんにちは。

今日もカッコいい雲が流れていきました。

夕立もなく、ひたすら暑い一日。

でも「それでもいいや」と思われせてくれるのが夏の魔力^^


・・・


僕の働いている農場では、まもなくトマトの出荷が始まります。


自分でも何がしたかったんでしょう…(ー ー;)


出荷する際には「規格」というものがありまして、形がきれいに丸いだとか、色づきが揃っているとか、個人的には「どうでもいいわ!」という条件がたくさんあります。


まあ、どうでもいいとは言いつつも、たしかにキレイなものの方が、買った時の「ハズレ」を引く可能性は低くなりますからね。

形の良いものと悪いものが同じ値段で棚に並んでいたら、誰だって形の良い方を買うでしょうし。

だから、店頭には形の良い物だけが並ぶようになりました

でも見た目が良ければそれで良いんでしょうか?


例えばアボカド。

どれも割ときれいです。

あきらか~に傷んでいるということは、最近のスーパーでは早々無いと思います。

そんな中から選んで買って、切ったらハズレだった時のあの残念な気持ちときたら!(笑)


見た目はあんなにキレイだったのに。
でもなぜかアボカドの時は誰も文句を言いません。
きれいなものを自分で選んで買ったから。
「まあ、こんなこともあるよね」ってね。

…いやいやいや!

あれこそ、もうちょっとしっかり規格を定めることは出来ないんですかね?^^;

僕、アボカド大好きなので、ハズレ3個でアタリ1個と交換とか始めてくれないかな(笑)


・・・


そして、大きな市場に出ていくとなると、外見はさらに重要な要素となります。

出て行った先できちんと売れるためには、外見や品質が一定水準を超えていることは競合相手に勝つための必須条件でしょう。

だって、大々的にブランド名を出して変なものが混ざっていたら信用にかかわりますからね。

その結果「もはや疑わしきはすべて規格外」ということになりました。

絶対に「ハズレ」を出さない。

商売ですから大切な事です。

ただし、それが未熟だろうがなんだろうが知ったこっちゃありません。

キレイでしょ?
潰れてないでしょ?
じゃあいいよね?

あんまり美味しくはないけどね(^o^)/




…うーん。

これでいいのかな、と思います。

「いいのかな」というよりはこの先大丈夫なのかな、と。

・・・

ただし「品質」が悪いならそれはダメです。

それを欲しいと思う人はいません。

ただ、「外見」は悪くても「品質」が良いのなら、そういったものを求める「大きな市場」があってもいいのに、と思います。



「品質がいいんだから見た目が悪くてもいいだろ!」という強気な市場でもいいし、

「品質は良いんだから、これを使って見た目もいい物を作ってやる!」というひと手間を加えた市場でもいい。

どんな形でもいいのでどこからも必要とされない食物が無くなってくれればいいなぁと思います。

・・・

これからの世の中、きっと今までよりも不景気の波は荒くなってきます。

普通に働いて、普通の暮らしが出来ない人がゴマンと溢れてきます。

真面目に生きても真っ当な生活を送ることが出来ない人たちが増えていく時代なのに、今日の世の中では膨大な量の食品が作られては捨てられ、作られては捨てられ、という有り様。



本当にもったいないことです。


問題は「作りすぎ」であること?
それとも「捨ててしまう」こと?



両方に決まってんだろ!


もっとも、生産と消費をキッチリ1:1にするなんて不可能なんでしょうけど。

・・・

そうだ。

レシピ本「ヤバめの食品で美味しいおかず100」とかどうですかね?(笑)

クックパッドなんかも、新しいカテゴリとして「傷みかけ食品の使い方」とかどうでしょう。


アホかと言われそうですが、いずれはボチボチ需要のあるコンテンツになると思うんですけどね。


・・・

さてさて。

僕らの農場では、先走って赤くなってしまったトマト達が若干名おりまして。


あと1週間、色付きが遅かったら良かったんだけどね…(^_^;)


自分たちで食べるには多いけど、出荷するには少ない。

でも、見た目も味も全然悪くありません。

むしろ良いくらいです。



というわけで、近所の無人販売所に置いてもらいました。


あっという間に3400円分売れました。




本来、大きな市場へ出荷されるはずだったトマト達。

たった数日、色づきが早かったことで、
たったそれだけのことで行き場を失いました。



それが、

・農業において最も手間と人件費がかかる選別作業を必要とせず、(34袋作るのに5分と掛かりません)

・欲しいと思ってくれる人の元に迅速に届き、(半日で完売)

・収穫から食卓に並ぶまでのリードタイムも少ないため、味もおいしい。(収穫から1日)

こうなりました。



もうね、世の中はシンプルでいいと思うんです。
小さなコミュニティの中で、衣食住が完結する生活。

条例で、どの家庭も一品だけ野菜を育ててみるとか言い出す政治家はいませんかね。

野菜、作るのカンタンですよ。本当に。

でもしっかり良いものを作るとなると話は別で、こちらは本当に大変です。

でもきっと、
ちゃんと作った美味しい野菜の味を知ったら、自分で食べ物を作る苦労を知ったら、
世の中の何かが少し変わるんじゃなかろーか。

なんてことを思った一日でした。


おしまい。

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