野良エネルギー生活 ~水編その3~

加筆修正:2017/03/26


こんにちは。

あ~今日も雨だ~…。
めっちゃ雨です。
休日の雨は好きなんですけどね…。
ああ…家でゴロゴロしていたい…。


前回は「飲用以外の水、それは雨水を使うこと」というところまで書きました。
今回は具体的な雨水の集め方や、貯めた水の使い方なんかを書いてみます。
水編の最終回としますので、どうぞ最後までお付き合いくださいまし。


第1回:飲用可能な水の確保の記事はコチラ↓
inaka-kichatta.hatenablog.com


第2回:生活用水の確保の重要性の記事はコチラ↓
inaka-kichatta.hatenablog.com



それではさっそくですが、雨水を貯めるおすすめアイテムを2つご紹介します。

①雨水タンク
オススメ度:☆☆☆☆☆

はい。文字通りそのまんまですね。

今やこの「雨水タンク」はとても注目のアイテムです。
その証拠に、購入にあたっては市や行政から補助金を出しているところもあるくらい。

もしお住まいの地域で補助を行っているようであれば、利用しない手はありません。


「太陽光パネルの補助金はどんどん終わってるのに雨水タンクの補助金は継続中」という自治体もあるみたいです。
水の重要性が伺えますね。
(あとは単純に、太陽光パネルに比べれば雨水タンクは安価だからかな…)


また、家を建てる時に最初から取り付ける人も増えているそう。
取り付け自体は簡単なんですけどね、雨どいを一度自分でカットする必要があるため、ちょっと勇気がいるんですよね^^;
 
屋根に降った雨を流す雨樋(たて樋)を途中でカットして分岐させ、タンクに水が行くように誘導します。

サイズは150L以下の小型のものから、300Lを超える大型のものまであります。
用途に応じてサイズを考えると良いと思いますが、最初は小さくて良いかと思います。
それにタダのでかいポリタンクみたいなもんなのに、太陽光発電パネルほどではないとはいえ(我が家としては)結構お高い出費になりますので…。
小さいほど価格も安くなっています。

デザインも、一般的なプラっぽいものから置くだけで絵になるようなカッチョイイものまで様々。
予算や好みと相談して選んでみてください^^



ちなみに、耐久性などは正規品より明らかに落ちるとは思うんですけど、要はただ水を貯めておくだけのもの。
プラスチックのごみ箱や、ドラム缶なんかを使ってタンクにするのも十分ありだと思うんです。
(僕はこの話を先にしてしまったため、買うことの許可を貰えなかったのですが(笑))
蛇口だって自分でカンタンに付けられますからね^^

この先、水が手に入りにくくなることが予想されている世の中ですから、何らかの形で水を貯める仕組みを作っておくことは大切なことかもしれませんよ。

ああ…カッコいい…
羨ましい…。



・・・


②集水ネット
おススメ度:☆☆☆☆

僕としては、こちらの方が初期投資も少なく気軽に始められるのではないかと思います。
水の受け皿としてはポリタンクで大丈夫。
もちろん雨水タンクのようなサイズの大きいものがあれば、よりたくさん貯められます。

仕組みは簡単。
網状の布をかけて、傾斜をつけておくことで水の流れをコントロールし、タンクに流し込む。
それだけです。
僕は畑で余った防草シートを試しに張ってみましたが、当然といえば当然なのですが(笑)ちょこっと貯まりました。
防草シートだと大風や台風の時は外す必要がありそうですが、ネット状なら風が抜けるので大丈夫なのかな?
誰か使ったことある方は教えてもらいたいです^^

その他に、樹冠流ってご存知ですか?
ブナの木なんかが有名なんですが、葉に落ちた雨が木の幹に集まって、根元に流れる水のことです。
その水を木から分けてもらう方法もあります。

僕はこの採水方法は、なんだか情緒的で良いなぁと思うんですよねぇ。

大して貯まらないんですけどねぇ(笑)

・・・

さて、貯めた雨水の使い道について。

僕なりにボーっと考えてみました。

・洗車:たくさん水を使うので、まず最初に用途として思いつく良い使い方だと思います。(使用水量:80~100Lくらい?)

・畑の水やり:僕が借りている畑は家から離れています。日照りが続いた時にはいいかも。あ、でも屋根から集めた雨水は持っていけないか…^^;(使用水量:150Lくらい?)

・収穫した野菜の下洗い:これはやりたい!僕がやりたいだけです(笑)(使用水量:20Lくらい?)

・ペットのシャンプー:塩素が入ってないので安心…なのかな?むしろ危ないの?(使用水量:50Lくらい)

・散歩の時のおしっこ洗い流し:僕は今まで知らなかったのですが、ペットのウンチは拾うものの、町ではおしっこをした後、飼い主が水で流すのがマナーなんですって。
確かにマーキングとかにおいとか考えたら納得です。でもうちのような田舎の山道では、この先もやることはないかな…。(使用水量:500mlペットボトル一本)


こんなところですかね。
僕がもし独身だったら、洗濯にも使いたいし、トイレを流す水にも使いたいです。
でも嫁さんにしてみれば運ぶのも結構大変ですもんね。
洗濯は風呂の残り湯を使って用が足りてますし。
そう考えるとウチにはせいぜい150〜200Lが一本もあれば事足りてしまうのか…。
ちょっとガッカリ。


それと、次は僕の考えた、夏限定の最大の大技。

風呂を張る。


我が家は一回の風呂の湯量は180Lにしています。
これをすべて雨水でどうにかなんとかならんだろーか。

この無謀な作戦のプランは以下の通り。

①雨水を200Lくらい貯める。
②20Lポリタンクを9つ用意。
③ポリタンクに雨水を入れ、黒いごみ袋をかぶせる。
④朝から快晴の日に炎天下に一日中さらす。
⑤夕方4時半に取り込む。→浴槽に入れる。
⑥入浴!


実は僕、雨水ではありませんでしたが、水道水からポリタンクに水を入れて、夏場の太陽だけでどれだけ熱くなるのか試したことがあります。
結果は、午後4時の時点で40度まで上がりました。
まだまだ暑い時間帯ではありますが、4時半を回ると外気温の低下に熱をもっていかれるので、もう屋内に取り込むべきです。
そしてそのお湯で、晴れてお風呂に入ることが出来たのでした^^
夏場だったのでちょっと熱く感じるくらいでしたよ。

当時はボロアパートに住んでいて、プロパンガスが熱源でしたが、ほぼ風呂にしか使っていなかったので、
当時の1か月のガス代8000円を30日で割ると、1回の風呂が270円くらいであったことがわかります。
(基本料とかもあるので、一概にこれが1回分とは言い切れませんけど)
太陽さんはお風呂を張ってくれた上にジュース2本分の小遣いまでくれたことになります。
あれは楽しかったなー。
もう一回くらい、あんなアホな事をやっとくんだった(笑)


さすがに今、雨水で風呂を張るなんて言ったら怒られるでしょうが、雨水と太陽のコラボはアイデア次第でかなり色々出来る気がします^^
太陽熱調理の道具だってあるくらいだし、熱湯まで沸かして畑にまいたら雑草も殺せます。
可能性は無限大!


いかがでしたでしょうか?


梅雨時は雨水を貯める絶好のチャンス。

皆さんも一度、雨水を貯めてみませんか?

(^o^)/