こんばんは!
出張で千葉の実家に帰っていました。
街はもうすっかり春ですね~。
本当に暖かかったです。
花粉がすごかったですけど( ̄▽ ̄)
今回のエントリーをご覧いただくにあたり、
ぜひこちらを一読いただけたらと思います。
10年以上ぶり?にモキに行ってみた
僕は基本、年末年始の帰省でのみ実家に帰ります。
でもその時期は当然、冬。
いくら雪の降らない千葉とはいえ、山の中に入っていくような愚行は犯しません。
今回はイレギュラーでこんな季節に帰ってきたこともあり、
さらには春の陽気も後押しし、
犬の散歩のついでに挑戦してみました。
モキの入口さえ見つかれば、
もしかしたらあの屋敷に辿り着けるかもしれない。
…もっとも、大学生の頃に一回探したことがあるんですけどね。
でも影も形も見つけられませんでした。
モキへの入口
山の中で「竹林」と「雑木林」が重なる場所があります。
すっかり手入れもされなくなった山ですが、この二つの生態系が重なるエリアは
木の上部は枝と葉っぱでモクモクですが、木の根元は意外と開けていて、
多少なら人が歩けるくらいのスペースがあったりします。
写真でいう所の中央のあたりがその境目。
記憶を頼りに歩みを進めます。
「あまご、サポート頼むぞ」
おイヌ様は歩きにくい森の中なんぞ行きたくないらしく、
全然ノリ気じゃないみたいです(*_*)
記憶と全然違う
なんか…あの屋敷はおろか、
僕の覚えているモキとも全然雰囲気が違う。
僕の幼少期の時点で手入れが放棄されていたくらいですから、
そこからさらに20年程が経過し、
森の様相も随分と変わってしまったようです。
なんだか知らない森の中にいるみたいで少し悲しい…。
森の外に出てしまいました。
「…あれ?」
森の端をなぞるように続く小道に出てしまいました。
ここからは京葉工業地帯が一望できます。
僕が生まれた時から変わらない風景。
なんだか皮肉なものです。
文明と機械にあふれた工場の方が景色は変わらず、
人工物の一切ない森の中の方が大きく変わっているなんて。
「…あまご、帰ろっか」
突然告白しますが、この森、
実は僕が幼稚園くらいの頃、
殺人事件の死体遺棄現場になっているので、
子供は勿論、大人だってあまり遊んでいい場所ではありません。
今となっては誰も訪れていないようですけどね…。
でもまあ、これはこれでいいんですよね。
当時は子供で、現おじさんの僕らが、
今の子供たちに「昔話」として話すくらいがちょうどいいのだと思います。
というわけで、なにも収穫はありませんでしたが、なんだかとても楽しかったです。
前回もリンクを貼らせてもらいましたが、
この京極夏彦さんの「えほん遠野物語」のシリーズはおススメです。
子供よりも大人の方が好きになってしまう不思議な魅力がありますよ。