うら若き乙女に愛犬を精肉加工されそうになった話

こんばんは~。

前回の記事で、仲間内から「お前ハゲてきてね?」という言葉をいただいたあまごです。


本日は初のプレミアムフライデーだそうです。

身の回りで恩恵を受けている人、聞いたことないんですけど。

こんな風にして富裕層と低所得層の格差は広がるばかりなんでしょうね。

おもしろくねーな〜(笑)

中国の女の子たち

今から遡ること7~8年前。

夏のある日のことです。

僕はあまごと集落の中を散歩をしていました。


当時、家の近くには、ビニルハウス100棟以上という大規模農家さんがいました。

そこでは労働力として、中国からの研修生が6名ほどが在籍しており、ものすごく真面目に朝から晩まで働いていました。


なんでも日本に出稼ぎに来るためには「ある程度の日本語を習得していること」が条件だそうで、

仕事中は日本語で指示を受け、返事も日本語で返していました。

まだどの子も二十歳前後の若い子たちで、

出身地は山東省など、いわゆる「田舎」から来ている子たちがほとんど。


僕が千葉から飛騨に来るのとはワケが違います。

「日本での2年間の労働を終えると、地元で家が一軒建つ」といわれ

どの子も一切無駄遣いはせず、家族への仕送りの為にひたむきに仕事に取り組み、

中途ハンパ者だった僕は「すごいなぁ」といつも感心していました。

お昼休みの彼女たちとすれ違いました

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僕があまごを連れて歩いていると、遠くからワイワイガヤガヤと声が聴こえてきました。

声ははっきり聞こえるのに会話の内容が分かりません。


「お、中国の子たちだなー」


その子たちは研修生用の住宅が与えられていて、皆で共同生活を送っていました。

地区のイベントにはその子たちも参加するので、集落に住んでいれば顔を合わせることもあります。


「ア、コンニチハー」

日本語に長けている子が話しかけてくれました。


「こんにちは。ニイハオ。ジンティエン・タイジョー(今日は暑いね)」

こちらからも中国語を使うとものすごく喜んでくれます。


「ア、ゴウ!」

「え?なに?」

「イヌ」

「あ、そうそう。僕のイヌ。」

「アカイイヌ」

「うん、あまごっていう名前。よろしくね。」

彼女たちは本性を現した!

「アマゴー」

「カワイイ」

「ネンレイ ナンデスカ?」

「3歳だよ」

「ハンシャオ」(ぼそり)


ん?


一番日本語の上手な子に尋ねます。

「ハンシャオってなに?」


くすくす笑いながら教えてくれました。

「オイシソウ デス」

こいつら何言ってんだ

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「…え」

急に彼女たちの目の奥が暗く怪しく輝きだしました。


「アカイイヌ オイシイデス」

「サンネンクライ イチバン オイシイ」

「イマ イチバン オイシイ」


ちょっとちょっと!

なぜ堰を切ったように喋りだすの(笑)


「タベルカラ カッテル デスカ」



は?


「…ノ、ノーノーノーノー!食べない!食べない!」


「ナゼ タベナイ デスカ」


「タベナイ ナラ クダサイ」



「ダメだよ!日本では食べるために犬を飼う人はいないんだよ!」

「イヌノニク トテモ キチョウデス」

「チュゴク イヌノニク ダケ ウル ミセアリマス」
「オイワイ ノ ヒ ノ ゴチソウ デス」

「タベナイ ナラ ホシイ」

(ヤメテ!勝手にたくさん喋らないで!( ̄▽ ̄))


とどめの一言

「ワタシ オニク 二 デキマスヨ」


「ソノトキ イッテ クダサイ」


え?なになに?

ちょっと意味がワカラナイんですけど。

「言って」?

何を言えばいいんですかね?


それとも「逝って」?「煎って」?「炒って」?


どれもカンベンしてくださいm(._.)m

とても逞しい子たちでした


いやー危ない危ない(笑)

中国でも田舎の方だと「犬肉」はモリモリ食べるのでしょうか。

つい今しがた「カワイイ」って言ったのに美味しそうに見えちゃうものなんですね。


でもまあ、片言でもなんでも、異国の人とお話しするのは楽しいものですね。

友人にはアメリカ人もヨーロッパ人もいますが、それよりも中国人は刺激的です。

お互い、いがみ合わずに異文化交流したいですね。