マックフルーリーと純白の聖食器(プラスプーン)

こんにちは!

今日はマクドナルドに行ったんだよ。

そしてドライブスルーでマックフルーリーを買ってもらったんだ。


そしたらね、マイクの向こうのおばちゃんが

「ちょっと機械の調子が悪いの、少しだけ待っててね」って言うんだ。

僕は待たされるのが死ぬほど嫌いだから、靴のダイヤルみたいなのをいじって

タイガーシュートをお見舞いしてやろうかと思ったんだけど、36歳の理性で抑えたよ。


「お会計380円になります」

「ねえおばさん、自分たちの怠惰で、神様であるお客さんの貴重な時間を奪っておいてプロパーで請求するとか正気なの?」

(全力の愛くるしい声で)

「こら!アマン君、やめなさい!…本当にスイマセン」

「す、すぐに作りますね〜」


(`・ω・´)

(…おや?妙だな…あのスプーンの形…)

ただの使い捨てのスプーンなら、持ち手の筒状の部分はいらないはず。

筒状である理由は何だ…?

筒状、筒状…。

…そうか!ストローだ…!

ソフトクリームが溶けてきた頃に、チュチュ~っと飲めということだな。

俺としたことがこんな簡単なトリックに気が付かねーとは抜かったぜ。



「はい、まずひとつ出来ました、もうひとつはもう少しだけお待ちくださいね…」

「ありがとう!ボク子供だから当然のように先にもらうね!」

(全力の愛くるしい声で)



すでにカップに突き刺されたスプーンをなめとって確認する。

…な!なんだって!?


(穴が!穴が開いてねー!!)

(こ、こいつはストローじゃねー!!)



「フフフ…」

「!!」

「これはね、ただのスプーンじゃないのよ…」

(ちっともわからねー…一体このスプーンは何なんだ…?)


こうなったらやるっきゃない。

残されたもうひとつの作業工程を盗み見するんだ。



ちらり。

|ω・`)


((((;゚Д゚)))))))‼︎‼︎‼︎‼︎


そうか。

そういうことだったんだ…!!

なんも推理してねーが分かっちまったぜ…!


「…どうしたのアマン君?」

「…蘭ねえちゃん…マックフル―リーはどうして最初からスプーンが刺してあるんだろうね」

「そ、そういえばいつも貰う時には刺さってるわね…」



「ねえ、おばさん。ボク自分で刺したいんだけど、スプーンだけ別で貰える?」

「そ、それは…」


「出来ないよね、だってフルーリーを作るために必要なんだもんね」

「う…」


「つまりはこういうことさ。スプーンはスプーンであると同時に、ソフトクリームと他の具材を混ぜるための攪拌機。そうだよね?」


参考画像っす

「スプーンを機械に固定してスイッチを押せば、カップの中で具材が混ざるんだ!スプーンの後ろのフックも固定の為さ」

「こうすれば混ぜる機械の掃除の手間も減る上にスプーンとしても兼用できる。まさにwin winのオペレーションなのさ!」

「ついでにフタのことも分かったよ!あのフタはお客さんが中身をこぼさないためのフタじゃない!あれはかき混ぜる時に中身が溢れたり飛び出したりしないためのフタなんだ!」


「そ、その通りよ…どうしてわかったの?」




|ω・`)



「見たから」



…し、真実はいつもひとつ!


・・・


「あー美味しかったね~」

「うん!蘭ねえちゃんはあの後、ポテトと三角チョコパイまで食べてたもんね」

「お父さんには内緒だからね」

「でもそんなに食べてるとそのうち外見で分かっちゃうよ?」

「なんですって~?」

「わーごめんなさーい!」


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ペンタブレットが見当たらない…



なお、マックフル―リー・オレンジショコラ味、そして三角いちごチョコパイ・三角チョコパイ黒は、いずれも2月上旬までの期間限定だそうです。

まだの人は急げ~