子供の頃の不思議な話

こんばんはー。

雪ばっかで写真もないし、おもしろいネタもないし、

花を入れる花瓶もないし。


というわけで、今日はクソガキの頃のちょっと不思議な話をします。


僕は昔、ちょっとオツムがやべー感じだったようで、ちょいちょい変な経験をしています。

これまで割と色々な人に話をしているのに、相手が全然覚えてなくてガックシ。

まあ僕も子供だったので、上手に説明できなかったんでしょうね。

「はしか」にかかって体からスイ~と出た話

小学校の4年生くらいの頃。

はしかにかかりました。

40度の熱が出て、それなのにあんまり苦しくなくて、

親の監視の目を盗んで家の中をウロウロすることにも飽きてきたため、仕方なく布団に入っていた時のこと。

目をつぶってしばらくすると、

自分の意志体をフワ~っと持ち上げることができて、そのまま部屋の中をふよふよと好きなように漂うことが出来ました。


(こりゃおもしれー)

「自分の寝ている姿を上から覗き込む」という経験は、後にも先にもあの時だけです。


そして、天井を見つめ、

ちょっと勢いをつけて天井に体を進めると、そのままスルリと屋根を通り抜け、

実家のすぐ脇に立っている「放送塔」の横に出ました。

(「こちらは~ 広報~ 〇〇です」ってのが流れるやつです)


参考画像


その放送塔。

ガキどもが遊びで登ったりしないよう、足をかけるバーは高さ3mくらいの位置より上にだけ付いています。

(そこより下はネジ穴のみ、使う時だけバーを差す?ような感じでした)


すでにスタート地点が屋根の高さ。

もちろん足場のバーは付いています。

もっとも僕は浮いてますのでバーは使わないんですけど。


そして、ふわふわと上へ。

た、高い…!( ̄д ̄;)

でもその時は好奇心が勝って、どんどん上へあがりました。

(なんたって浮いてるしね)


てっぺんの少し下には、未だに何だか分かりませんがピョコンと一本、別のアンテナが横に伸びていて、僕はそこに腰かけました。

頭上の拡声器(?)が思ってた以上に大きくて驚いたのを覚えています。


ものすごく眺めが良くて、風が気持ちよかったです。



「あ。」

お墓の横の道をババ(僕は祖母のことをババと呼んでいました)が歩いてきます。

背中には畑仕事のカゴを背負って。


「おーい」

でも聞こえない様子。


「おーい!おーい!」

・・・

そこで目が覚めました。

目の前では、母親が僕の体を大きく揺すって、ひどく動揺していました。

寝ている僕の顔がとんでもなく青白くなっていたから、だそうです。



「…もうすぐババが帰ってくるよ」

母「え?」

「もうお墓のところまで来てるから」

母「ねえ何言ってるの?大丈夫?」


がらり


ババ「ただいま」



こういうのが結構あります

山で、寄りかかっていた竹がしなり、そのまま斜面から落ちて、

落下地点の周りに茂る笹や細い木がぐわ~っ僕の落ちてくる場所に向かって波打ち、僕の体をボイ~ンとはじき返してくれた話や、


僕らが山の中に「基地」を作って遊んでいた頃、夕方にひとりで行ったら迷子になってしまい、けもの道の先にまったく見たことの無い家に辿り着いた話など。

※スマホが普及してからグーグルマップで確認したのですが、丸っきり山の中で家も集落もない場所でした。

子供の頃は不思議なことが起こるものですね。

気が向いたらまた書こうと思います。