こんばんは。
僕は今、悩んでいます。
今日はその悩みに対する僕なりの対策、
そして結末に至るまでの緻密なカリキュレーションに基づいた選択肢、
そんなロジカルかつシニカル、さらにはトロピカルな話をしよう。
・・・
それは嫁の一言から端を発する。
「お風呂冷めちゃうよ」
そうか。
どうやら我が家の一角にある、温めた水を集積した箱の内部の温度が劇的に下降傾向にあるらしい。
しかし僕にはわかる。
お湯は冷めるものだ。
この嫁はなぜそんなことも分からないのだろう。
遠い昔、理科というものを習っているならば知っているはずなのだが。
一日も早く「お湯は冷めるものであること」を学習してもらいたいところだ。
そして僕は思う。
風呂。
めんどくせー
「おい、あまご。代わりに入ってきt
「いいから。そういうのいいから。」
・・・
よし。
至高の名案が浮かんだぞ。
今日のラストミッションはこの全知全能のアイテムで決めることとしよう。
これは僕がエディオン高山店のおもちゃ売り場最果ての地のエデンで発見した
黒ひげ危機一髪プロフェット・クリスタルである。
嫁は「絶対いらない。間違いなく飽きる」
などとまるで全てが分かったような物の言い方をするが、僕は譲らなかった。
「こここんなデケーのを買わないでいいのか?!」(←興奮気味)
「ほら、売り場にもひとつしか置いていない。ラス1ってやつだ!」
(※おそらく、無駄に箱がデカいから1個しか置いてなかったんだと思う)
「私は1ミリも欲しくないから自分の小遣いで買って」
「はい」
・・・
この特別仕様の黒ひげには、ジャッジメントソードが24本、常備されている。
僕は今、風呂に入りたくない。
もし僕がこの呪われたホイール・オブ・フォーチュンに打ち勝つことが出来るのであれば、少なくとも12本以上の斬撃をこの海賊王に与えることが出来るはずだ。
まさにマーベラスプラン。
ドキドキ
・・・
ふむ。
本日はなかなかダークマターの影響が濃いようだな。
ネクストだ。
四つの翼がタナトスのように空を舞う。
しかし操縦は非常に難しく、その難易度はバハムートを従えるが如く…とでもいっておこう。
もしこの天翼を、無事あのラピュタ島(=ソファー)に辿り着かせることが出来たら。
その時は祝杯も挙げるため、厨へ向かうべきだろう。
つまりは…風呂など後回しだ。
よし。
参ろうぞ!
…成程な。
どうやら今宵は龍脈の流れが悪いようだ。
仕方ない…。
負けた。
負けたよ。完敗だ。
思えば入浴も決して悪いものでは無い。
今宵は甘んじて受けようでないか。
ってあれ?
部屋には僕しかいませんでした。
( ´Д`)y━・~~