ポットと軍手とコンテナと

こんにちは。

あまごでございます。


…僕はダメな奴だ!

くそったれ農家さ!


何を突然、と思われたことでしょう。

順を追って説明しますね。


・・・

僕は朝、出勤しながら頭の中で段取りを考えます。
「えーと、今日はアレとアレとアレを持って、畑から戻ってきたらアレをやって、コレを積んで」

ただし僕は自分のおつむスペックを理解しています。
せいぜい3つくらいしか同時に記憶できません。
4つめの書き込みが行われると、1つめがコロリンとどこかへ転げ落ちていきます。
そう。もはや、おつむがツムツムです。
僕はおツムツムなのです。


↑これ
どうやっても弟に勝てなくて死ぬほど悔しい

そんなツムツムが今日すべきミッション3選

この見出し、もはやバズる薫りがプンプンしますね。

  1. 寒くなってきたので、ポットに水を入れてコンセントを繋いでおく。
  2. 畑で肥料を運ぶため、軍手を忘れない。
  3. 月曜に収穫で使うコンテナを運ぶ

まるで子供の連絡帳並の難易度の低さですが、これが僕の最重要項目です。


・・・

事務所に到着。

ここであまご氏は機転を利かせます。

mission2の軍手。

これはもう出発前から手に付けておけばいいんだぜ。
そうすれば忘れようがないぜ☆

この軍手は超重要アイテム。
これをしないとう◯このようにクサイ肥料が爪に食い込んで、まるでう◯このような手になります。



軍手汚くてスイマセン


よしよし、まずひとつクリア。
ミッションの順番にも捉われない柔軟な男、それがあまご。



おっと、次こそmission1のポット姉さんだ。

今まで暑かったからシンクの下にしまわれていた姉さん。
さぞ、すっかりほこりをかぶっちまって、真っ白な桜島大根みてえな肌が、それはそれは可哀想なことになっちまってることだろう。
本当なら分解して隅々まで丸洗いしてやりてぇんだけどよ、おいらぁ今、時間がねえんだ。
とりあえずざっと洗っちまうからよ、とりあえずその可愛いお顔を見せてくんな。

ゴソゴソ

ありゃ!?(・_・;?

ポット姉さん、不在。

…姉さん。

どこだい?
どこいったんだい!?姉さん!!


あ。
いた。



どうやら昨日のうちに誰か使ったらしい。
うんうん、昨日は雨だったから寒かったし。
よし、では水だけ補充しておこう。


って

ぎゃあああ゛!!!


湯がっ!湯がぁぁぁっっ!!


あちちちちちちちちt!!!

くそっ!この手袋…がっ!
お湯吸ってまじアツい!!

ひー!アツいよ~!

べしゃ!



はあ…朝からサイアクだ(ー ー;)
ポット姉さんも、コンセントを挿すところが濡れちまったし、今日はお湯沸かすのは諦めよう…。


・・・


ガチャ
「おはようございまーす」

…あれ?誰だ?

「すいません、ここ豆腐屋ですかねぇ?」

ちがいます


僕らが作業場にしている事務所は、元々は近所の豆腐屋さんの持ち物でして、今もたま~に「豆腐ください」というお客さんが来られます。
そのたびに、「ここをまっすぐ行って、右手に〇〇が見えてきたら左手に…」という説明をしないといけません。
そしてめんどくせーことに朝6時半から豆腐をお求めになられる方というのは大抵が結構なご年配の方でして、目的のお店の場所の説明にとても手間取ります。

「えーと…まずに行って…?」
「ちがいます、まずです」
左手に見えてくるのね?」
右手です」
「これは右手かしら」
「それは左手です」

そんな「Is this a pen?」(これはペンですか?)に勝るとも劣らない無価値なやりとりをしていたら…

alreadyにtimeがnothingなことに!!
誰よりも早く来た僕が、すでにこの時点で誰よりも遅い時間に畑に着くことが確定!

はい。遅刻ってやつですコレ。

・・・

畑到着。

誰よりも遅い農場長の到着に「てめー何やってんだよ」というジャックナイフのような冷たい視線に、ミジンコのように小さくなるアテクシ。
おら、早く肥料運べよks
男なんだから一度に5袋くらい運べますよねぇ~!?」(1袋20kg)

「は、はひ…。一生懸命運びます」

僕の奴隷絵日記のはぢまりです。


は!!

((((;゚Д゚)))))))

軍手…。



は!!!!

((((;゚Д゚)))))))

コンテナ…。



Today's mission LIST
1.ポット
2.軍手   →ガキの使い、すべて失敗
3.コンテナ