こんにちは。
本日は、以前から個人的に興味津々なテーマについて書いてみます。
それは…
緊急時のライフラインの確保
田舎に限らず大事なことですよね。
2011年の東北の震災、今年の熊本の震災…
日本なんてそこら中に断層があり、いつどこにデカい地震が来てもおかしくなく、もはや起こることを前提とした対策が必須です。
さて、ライフラインと簡単に書きましたが、具体的に何がそれにあたるでしょう?
思いつくまま挙げてみます。
水、食料、電気、ガス、通信、情報収集手段(テレビやラジオやインターネット)、移動手段などなど…。
順を追って考えてみましょう。
町の機能が停止したとして、まずは「水道光熱費」を支払って得ていた恩恵が止まりますよね。
そう。
水、そして電気とガスなどのエネルギー。
それらをお金で買えなくなった時にどうするべきか。
というわけで、今回からテーマをひとつずつ決めて、自分なりに考えたことを書いていきます。
素人考えなので間違ってたらゴメンナサイまし。
初回の今回は
①水
生き物にとって何よりも大切な水。
さあどこから用意するか!?
我が家の場合、春に犬の散歩をしていた時に、
家の裏山にチョロチョロと小川が流れているのを見つけました。
→いきなりクリア*\(^o^)/*
いやいや、見た目は綺麗ですが、そうはいっても生水だしなぁ。
煮沸したいけど、電気もガスもナシという状況。
水そのものが確保できたのは非常にありがたいんですけど。
でも、災害が来たということは地盤にも影響が出るし、
その水がいつ止まっても不思議ではありません。
そこで、過去に自分がやったことのある水の確保の方法を3つご紹介します。
生活に必要な水には「飲む水」と「飲まない水」がありますので、今回は飲める水について書きます。
1.木から取る(飲用可)
オススメ度:☆☆☆
たぶんテレビ等で見たことあるかもしれませんね。
木に袋をかぶせて、しっかり口をしばり、あとは葉からの蒸散を利用する方法です。
仕掛け1つあたりでは、量はあまり貯まらないんですけど、ちゃんと飲める水です。
(ちょっとだけ木のにおいがしますけどね…)
また、この方法は晴れた日の方が葉の呼吸が活発になって、水をたくさん出してくれます。
もう晴れた日は袋だらけ決定ですね。
あ、付ける時は枝を折らないよう注意。
かわいそうなのでね。
大きめの袋5〜6枚セットしておけば、500mlのペット一本くらいは満タンにできると思います。
これって結構大きいですよね。
2.土から取る(飲用可)
オススメ度:☆☆
湿った土に穴を掘ってビニールをかぶせておくと、太陽の熱が穴の中にこもってビニールに結露します。
それを貯める方法です。
これも量は多くないんですけど、ちゃんと飲めます。
穴の中に一緒に草とか葉を入れると、少し取れる水の量が増えます。
1の方法は木のにおいがしたのに対し、こちらはやや土くさいです(笑)
でもこれは水についたにおいというより、穴の中のにおいかも。
3.シラカバから取る(飲用可)
オススメ度:☆☆☆☆☆(なんだけど…)
これはある程度、標高が高い場所でしかできないのですが、めっちゃ水が取れます。
(このようなロケーションであれば、この方法でなくてもきっと水はあるんですけどね…白樺なんて綺麗な沢とか流れてる場所に生える木ですし。
ただ、飲用時の安全性は川の水よりは高いと思います。)
メカニズムを解説します。
雪が解けて、若葉生え始める時期のシラカバはものすごい勢いで水を吸い上げています。
休眠していた時期を終え、たくさんのエネルギーと水を欲しているのでしょうね。
採水方法は、白樺の木の幹にドリルやインパクトなどで穴を開け、ストローをさしておく。
それだけです。
ポタ…ポタ…どころではありません。
ポタポタポタポタポタポタポタという感じです。
しかもこの水、ほのかに甘いんです。
なんでも成分的にはキシリトールなんだとか。
身も心も潤いそうですね(笑)
この水でコーヒーを淹れて飲んだことがありまがすが、とても贅沢な気分になれるコーヒーが出来ました。
肝心の味は…僕は普通のコーヒーの方が良いかな…(笑)
ただね、なんだかかわいそうなんですよね、木に穴を開けるのが。
個人的にはツライのです。
だから非常時以外はやめてあげてください。
m(_ _)m
なんと、インターネット通販などで 「白樺の樹液」とか、そんなような名前で販売されています。
でもそんなものが売れたらますます穴だらけの木が増えてしまってイヤなので、リンクなんか貼りません!
おまけ
・ペットボトルを使った水の消毒方法
自然からゲットした水ですが、やはりちょっと不安…そんな時の使えるテクニックをご紹介します。
ペットボトルに水を満タンに入れ、太陽光に6時間ほど晒せば完了。
バクテリア類は9割方やっつけられるそうです。
太陽はスゴイ!
次回は、飲用以外の水の確保について書いてみようと思います。