◆田舎で生活10年目!◆

都会を逃げ出してきて、気が付けば田舎暮らしも10年が過ぎました。

はぢめての☆職務質問

こんばんは。

日ごとに暖かくなっていきますね~。

花粉も気になりますが、どこかお出かけしたい今日この頃です。

今日は、そんなお出かけでポリスメンのお世話になったお話。

わんことドライブに出かけた

f:id:amago1022:20180306230628j:plain

あれは今からさかのぼること11年前。

生後3ヶ月で貰ってきたあまご(犬)も1歳になり、

ある晴れた日に長距離ドライブへ出かけることにしました。


たまたま平日の連休だった僕は、目的地も決めずに飛騨を出発し、

富山の魚介に舌鼓を打ち、石川では金沢の兼六園を散策。

福井に入ると、あまごにとって初めての砂浜で波とたわむれたのでした。
f:id:amago1022:20180306230745j:plain


あの日は夕日がきれいだったなぁ。


あまごさん、初めて見る波に心底ビビッてました。
f:id:amago1022:20180306230837j:plain

愛車ジムニーにて車中泊

宿に泊まるお金なんてありません。

あったとしても、あまごを車の中に残して、一人あたたかいベッドで眠るのも申し訳ない話。


(さあ、今日はどこで車中泊しようかな)

どっか道の駅でもないかなぁ~とテキトーに流します。



すると。

とある大きな駐車場が見えてきました。


(お!ここ、めちゃめちゃ駐車場広いやん!ここにしよーぜ)


車の中ではキャンプ用のシングルバーナーでお湯を沸かし、

ちょっとリッチなカップ麺とおにぎりでお腹を満たしたら

デザートのプリンを食べてご満悦。

やがてすぐに眠気が襲い、窓の向こうから聞こえる波の音に浸りつつ、あまごと寝袋で寝たのでした。

パトランプで目を覚ます

f:id:amago1022:20180306234146j:plain

「グルル…ガウガウウウ~ッ!」


同じ寝袋の中で寝ていたあまごが唸り声をあげ、僕も目を覚ましました。

「ど、どうしたどうした…?」

時刻は深夜0時。

ふと目線を横に向けると、窓を目隠ししていた段ボールのすき間から、赤い照明が一定のリズムで光っていました。


(…パ、パトカー!?)




トントン!
f:id:amago1022:20180306234219j:plain



(うおっ!)


突然、窓をノックされて慌てる犬と飼い主。

「すいません。起きていますか?ドアを開けてください。聞こえますか?」


(ななななんだよ…今何時だと思ってんだ…)



「はい…なんですか…?」

「ここで何をしているんですか?」

「何って、寝てたんですけど…」

「ここがどういう場所かは知っていますよね?」


「え…駐車場…ですよね…」

(うわ…もしかしてここ有料…?)


「いや、そうじゃなくて。」

「すいません、このあたりの者じゃないもので分かりませんでした」

「ここはトウジンボウといって自殺の名所とされているところです」


「…は?トージ…何?」

「東尋坊」でした

f:id:amago1022:20180306231233j:plain
翌朝、こんなパネルを発見。

東尋坊

知らない人のために説明しますと、海の浸食で岩肌が削られてできたです。

高さ25mにもおよぶ断崖絶壁は世界的にも貴重で、国の天然記念物にも指定されている名勝です。

ただし、ここには別の顔がありまして。

ここ東尋坊は自殺の名所としても有名だが、地元では各所に自殺を思いとどまらせるための句碑や看板を設置して自殺を防ぐ努力をしている。
加えて公衆電話にテレホンカードや10円硬貨を常備して誰かに相談ができるようになっている「救いの電話」を設置し、自殺を思いとどまらせるようにしている。
●NPO心に響く文集・編集局●
自殺志願者の支援活動団体で2004年に発足。理事長は元警察官の茂幸雄。
各種周辺パトロールによる遭難者や自殺志願者の保護、保護した後の福祉面・金銭面での生活支援を行っている。
―wikipediaより引用


一時期は「2時間サスペンス」などで何度も登場した、有名な場所なのでした。


それがここ、東尋坊。
f:id:amago1022:20180306231704j:plain


いやー全然知らなかったわー。



「今日はどちらから?」

「あ、飛騨の高山です…」

「お一人で?同行者は?」

「こいつだけです」

ひょこっと顔を覗かせ、僕の腰の陰から唸り続けるあまご。

しかし、その足はガタガタ震えていて可哀想でした(笑)

「免許証を見せて」

「あ…はい…」

「住所…千葉県になってるけど」

「それは実家です。まだ書き換えてなかったので」

「ふ~ん…」



こんなやり取りをひとしきり続けたあと。


「はい、大体分かりました。でもここは場所が場所なんです。夜中に他県ナンバーの車が一台停まっていて、しかも窓を目隠ししてあって、靴が揃えて置いてあったら近隣の方はすぐ通報します。ここで寝泊まりは出来ませんので他に移動してください」


「はい...すいませんでした…」



去っていくパトカー。


(はぁ…怒られちゃったな…あま)


(…おれ、そんなに悪いことしたかな?)


(寝てただけじゃん…)


(心配無用だし!死なねーし!明日の晩には仕事だし!)


(入っちゃだめならそう書いとけよ!どんだけ有名だか知らねーけど国民全員が知ってるなんて思うなよ!)


(くそ!めちゃめちゃ腹立ってきた~!!)



目隠しも外し、外に置いてあった靴も車に入れると

ゴミ袋の中に放り込んであったゴミを全部出し、

マジックで書きなぐって窓にはさみました。

f:id:amago1022:20180306235804j:plain


でも後で知ったんですが、自殺しようがしまいが、ここは車中泊禁止っぽいです。

ごめんちゃい。



そんな、25歳の頃の楽しい旅でした。
f:id:amago1022:20180306232115j:plain

↓こんな記事も書いてます!↓