◆田舎で生活10年目!◆

たまたま流れ着いて始まった田舎暮らしも10年が過ぎました。もう僕は都会ではいきられません。

ちょっとの善意で大ハッピーターン

先日、仕事の途中で少しサボって銀行に寄ったある日。

店の玄関を出ると、背後から声をかけられました。

「〇〇病院まではどのくらいありますかね」

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振り返ると、そこにはお年を召したご夫婦。

旦那さんとおぼしき人と、旦那さんが乗った車イスを押すおばあちゃんでした。


「〇〇病院はこの橋を越えて、高速道路の高架を越えて、JAの隣だよ」


「そこまであよんで(=歩いて?)どんなもんやろか…」


「ずっと真っすぐだから道を間違えることも無いだろうけど…車いすを押してばあちゃんの足で、となるとなぁ」

そう伝えたら、いかにも不安そうなのが分かりました。



「…あ。車ならすぐやし、乗っていく?」

「あれ、こ~わいさ~(=申し訳ないよ)。車いすもあるによ。」

「うしろの荷物下ろせば車イスくらい乗るよ。こんなもん置いといても誰も持ってかんわ」

畑仕事で使う道具をトランクから下ろすと、

近くにいた銀行の人に話をして、駐車場の隅に少しだけ置かせてもらうことにしました。

飛騨は広いのだ

それにしても…ご夫婦の目的地の病院。

飛騨では五本指に入る、誰もが知っている大きな病院なのです。


そんな病院の場所を知らない人が、

駅や市街地から遠く離れたこのあたりを徒歩で歩いているのも不思議な話。

それなのに話す言葉はバリバリの飛騨弁なのがまた不思議(笑)


「ところで今日は何しとったの?」

相撲を見に来たんよ」

「相撲?…あーそっか!今日「高山場所」があったんやったな」

「横綱4人も来とって凄かったぞ~」



そう。

この日は大相撲の巡業で、「高山場所」が開催されていたのでした。

takayama.sumo-j.com


稀勢の里・白鵬・鶴竜・日馬富士。

これはすごい!

自分も見たかった!


・・・


「おうちはこのあたり…やないよね?」

「上宝ですわ」

「上宝!なるほどねー」


上宝(かみたから)はお隣「飛騨市」の地名。

お隣だけど20~30㎞も離れています。


なんせ高山市の面積だけでも2177㎢もあり、

その広さは香川県や大阪府よりデカく、おおよそ東京都と同じくらいの大きさなんだって。


そりゃーお年寄りが病院の場所も知らんわけだわ。



「上宝からどうやって来たの?」

「相撲の会場に着いたらもー駐車場がいっぱいで、ちっと遠いけど〇〇病院の駐車場に停めさせてもらって、そこからタクシーで来たの。
でも帰りの足まで考えとらんかったもんで、とりあえず大きな道まで出ればタクシーもおるか思ったけど、ちっとも通らんのやさ(笑)
お兄さんみたいな人に会えて助かったー」



「なるほどなるほど」


ハッピーターン

「はい、もう着くよ」

「本当に助かりました。荷物まで下ろさせてかによー(=ごめんよ)」

「いいよいいよ。おれも仕事サボっとったから、ちょっとくらい良い事しんとバチあたる笑」

「じゃあこれ、気持ちだけやけど」


といって千円札を出すばあちゃん。


「ちょ!そんなんいいって!」


すると

「そうや!」とじいちゃん。



…え?



「それはおれが出すからお前はしまえ」

「ええの、私が出すの」

「ええから!おれが出すんや」


「ケンカしないで!w」




「あとこれもやるさ」

と、取り出したはハッピーターン。



「そしたらお菓子だけ貰うよ(^^;」


「ええから!アンタは黙って受け取る!」(←もはや怒り口調)


というわけで、とうとう二人から1枚ずつ頂いてしまい、

たった10分ほど車を走らせただけで、2000円とお菓子まで貰ってしまったのでした。


・・・

「ほんと今日はええ日や。」

「相撲も楽しかったし、ええ人に助けてもらった。ありがとう」


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ぐへへへへ。

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