◆田舎で生活10年目!◆

たまたま流れ着いて始まった田舎暮らしも10年が過ぎました。もう僕は都会ではいきられません。

いぬのきもち(30代後半~向け)

こんばんは。


わたくしはあまご。


ただの柴犬です。


いつも飼い主がお世話になっています。

あんっっな薄っぺらい文字の羅列ごときを、皆さまの大切な網膜へ投影させてしまい、もはやお詫びの言葉もありません。

あの飼い主はどうやら、本日のお仕事において些細な失策を働いたらしく、半人前が一丁前に部屋の隅っこじっと見てやがるので、
わたくし、犬あまごが、この固めの肉球にて幾度となくボタン二個押しを繰り返しながら、その度に臼歯をギリギリ言わせBSボタンを押そうとするも、そこでも隣の「¥」と一緒に押してしまうという屈辱に耐えながらの投稿失礼いたします。


・・・


犬の初めての投稿がこの様な陳情となってしまい大変申し訳なく思いますが、あの人間は心底愚かなのです。

わたくしは柴の犬として生を受けて十二年程になるのですけれども、あの者は「生き物」としての要領というものを、まあ心得ていないこと。


近年、格段に多様化した「生命体同士のコミュニケーション」に於きましても、わたくしの知る限り、とても及第点を与えられるものではなく、「飼われ犬」の立場としても、非常に心苦しく感じている所存でございます。


僭越ながら一例を提示させていただきますと、イヌ科の成体を満足させるだけの技量も持たぬまま、昼夜を問わずわたくしの頭部や胴体を、乱雑に慰撫してきますし、さらには「おお~そうかそうか、嬉しいのか~」と誤った認識でわたくしの感情を代弁するのです。


また休日の朝などは、いつまで経ってもリビングに下りて来ません。

これからも健全な心身を維持したいわたくしと致しましては、決められた正しい生活リズムで食事を摂取したいもの。

痺れを切らしたわたくしは、この初老の体で階段を上がり、3年2ヶ月3分2秒の過酷な一人旅の末、寝室のドアを固めの肉球でノックします。

するとあの人間はおもむろに寝室の扉を開き「あまご~迎えに来てくれたのか~良い子やね~」と気味の悪い笑顔を見せ、毎度毎度の自己満足な愛撫。

初夏のわたくしは冬毛の換毛気を迎えているにあたり、あたりにヘアーをまき散らしてしまうことをこの上なく気にしているというのに、そんなことは気にも留めません。

一体この悲しみをどうすりゃいいのでしょう。


夜は夜で、わたくしが自分の寝所にて微睡(まどろ)み始めたところを目ざとく見つけてます。

ダンディたちのターゲットとなったわたくしは「よしよし、もうネンネしようね~」とやかましく話しかけられ、ひとしきり頭頂部を一定方向に慰撫するのです。

ご心配なく。ご覧の通り寝ていますから。

わたくしはもはや崩れ落ちそうなsugar boy。


このように、わたくしは大変な気苦労を伴いつつ、日々を過ごしております。

この苦労が報われる日は来るのか

家主であるあの人間がこの体たらくですから、わたくしは常に先回りのリスクマネージメントを強いられます。

散歩から帰ってきた際にも 何もないな 誰もいないなと点検が欠かせません。

快適なスピードで居室に戻るも、

この重責と激務に対する見返りなどは一切なく、与えられる報酬は毎日決まったドライフードのみ。

果たしてこのような仕打ちが許されてしまう世の中なのでしょうか。


このまま死なねえぞ

とはいえわたくしの犬生において、何ひとつ目標や目的もなく、まるで呑気な飼い犬のように自由気ままに生きることに対しては、一抹の不安もあるのです。

膨大な労務に対する見返りの無い一生。

そこに納得はしていません。

しかし少し気になったのはまわりはさすらわぬ人ばっか。

あの飼い主は社会不適合者なので、半強制的にさすらわさせられているみたいですし、わたくしの残り数年の生命の灯をもって、しぶしぶ支えてやろうと思います。。

そして夕方、放送塔から流れるチャイムに合わせ、ころがりつづけてうたうよ旅路の歌を。


わたくしとしましては大迷惑ではありますが、それもまたすばらしい日々。




あべ!



誰か気づいてくれますように(°▽°)

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