◆田舎で生活10年目!◆

もう僕が都会で生きていくことはムリだと思います。

野菜の時間27 畑仕事とおばあちゃんの話

こんばんは!

今日の飛騨地方、梅雨の晴れ間のとってもイイ天気でした。

市内では6回目となる「ウルトラマラソン」も開催され、今年も多くの人が参加されたようです。

我が家の前もコースとなっており、たくさんの人が元気よく駆けていきましたよ。


それにしても走行距離100kmですよ?!

すごいなぁ~…(*_*)


近頃、己の体力の衰えを感じまくりなので、なんとか10kmくらいから始めてみたいな~なんて思いつつ、相変わらずちっとも行動に移せていないダメ人間なのでした。


植付け完了!


こちらは去年のこぼれ種から生えてきたヒマワリ🌻


我が家の今年の畑は縮小版です。

www.amagodon.net


今年、畑に植えるのは

サツマイモ・ズッキーニ、スイカ、

それから、畑を貸してくれているおばあちゃんが

「苗が余ったから植えてみんかな?」と声をかけてくれた長ネギ

・・・

「ありがとー!でもたぶん今年はそんなに手間をかけられないから遠慮しておくよ」

実は当初、ネギの苗はお断りしたのです。

気持ちは嬉しいけれど、妻の出産を9月末に控え、せっかく頂いたネギを枯らせてしまうことの方が恐れ多いことでした。


するとばあちゃんは

「畝さえ作っておいてくれれば、植え付けはアタシがやっておくよ」
だって。


「いや~それは申し訳ないよ…」


「ええよええよ、ネギの植え付けなんて畝に立てかけるだけやで。

ただ、この歳になるとクワで畝を付ける作業だけがエライ(=大変)のよ〜」


「…う~ん、それなら今おれが植え付けまで済ませるよ」


「ネギは強いけど、ここでやるなら植え付けは雨の前でないとダメやよ。
ちゃんとアタシがやっておくから畝だけ立てておいて!」


というわけで、僕が畝立てを済ませ、

次の雨の前にばあちゃんが植え付けをしてくれることになりました。


ほんと、申し訳ないっす…(^_^;)



でもありがとうね。


もう父方にも母方にもおばあちゃんのいない僕には、

久しぶりに感じる「おばあちゃんとの関わり」でした。


・・・

畝立て完了!

僕の、曲がりまくったヘタクソな畝立ても完了。

ひと休みしていたら、再びばあちゃんの登場です。


「はい、これ食べて」

きゃらぶきをくれました。

(「きゃらぶき」って飛騨だけのものじゃないですよね?フキを醤油で佃煮のように似た料理です)


「わ!ありがとー!」


「たぶん美味しくないけどね(笑)」


「そんなことない!絶対美味いよ!ありがたくいただきます!」


・・・






「お腹、ずいぶん大きゅうなってきたね」


妻「はい、今日で7ヶ月目です(^^)」


「楽しみやなぁ。カラダ大事にしないよ?(=しなさいよ)

…人間、生きていれば何があるか分からないからね」


「うん、ありがとう。畑もちゃんとやるから!」


「いい、いい。畑なんかよりも子供を大事にして」


「ははは、まあそうだね」


「うちはもう次男だけになってまったで…。本当に人間、何があるか分からんよ」


「?」


「旦那はずいぶん前に逝ってまったし、奥さんと上手くいかなくて戻ってきた長男も突然心筋梗塞で死んでまった…。

まさか自分の子供が自分より先に逝くなんて…まさか自分が一人きりの生活になるなんて…思ってもみなかったのよ。

もう本当に当時はやりきれなくて、しばらくの間は夜も眠れんかった。

突然一人ぼっちになって、これからどうやって生きていけばいいの?ってね。

でもね、落ち込めば落ち込むほど、人生は良くない方へ引っ張られるの。

自分が自分の意志で顔を上げなきゃ、って思ったの。」


なんかもう…色々とヤバかったです(T_T)

ばあちゃんは、週末には友達と温泉に行ったり、

畑では近所のばあちゃん達とおしゃべりしていたりと、

僕の中では「一人の人生を楽しくやっているんだ」とばかり思っていました。




それでも、やっぱり一人は寂しいよね…。

親しい人がどれだけ近くにいようと、

「身の回りにあった大切なもの」を無くした寂しさを相殺するには至るはずがないのです。

ほんの少し、想像を働かせれば分かることでした。



ずいぶんと親しくなったつもりだったけれど、

ご本人の口からこういうお話を聞いて、

ようやくばあちゃんの心の中を少しだけ垣間見た気がしました。


まだまだお互いに、距離も遠慮もあったんだなと思います。

いや、もちろん、両方ともご近所付き合いという意味では大切なことなんですけどね。

ただし、お互いの「適切な距離感」なんてものは、付き合っていく中でしか分かり得ない事ですし、

その幅も十人十色、千差万別であることが難しさだったりします。



今日のお話を聞いて、

僕はもっともっと、おばあちゃんと親しくなりたい、寂しさの一端を埋めてあげられる存在になりたいと思いました。

それはもしかしたら、ばあちゃんにしてみれば「適切な距離感」の一歩、内側かもしれません。

それならば、ほんの少しだけ離れればいいだけのこと。

多少間違えていたとしても、このばあちゃんが僕らを遠ざけるはずがないと思います。



ばあちゃん。

僕はばあちゃんの力になりたいです。

いつでも車くらい出すし、力仕事だってやるし、電球の交換なんかもやるよ。

どんな雑用でも使ってください。


こうして畑を貸してくれて、

野菜の育て方や、他愛のないおしゃべりが出来て

僕は幸せなのです。


僕らとの付き合いが、ばあちゃんの中でほんの少しだけ幸せなものであってくれたら、僕らは本当に嬉しい。



今年も畑でスイカが取れたら、

真っ先にばあちゃんに持っていこう。


種をプッと吐いて、はははと笑い合えるような日がいつまでも続いてくれたらいいなと思います。

老いも若きも、顔上げていかなきゃいけませんね!

↓こんな記事も書いてます!↓