こんばんは!
現在、僕らの農場には、「新人研修」と称し、
ピチピチの18歳達が週替わりで畑仕事を手伝ってくれています(゚∀゚)
…あ、ちなみに彼らはうちの農場の新人さん達というわけではありません。
僕の所属する農場も含め、弊社には色~んな部署がありまして、
彼らは各部署に配属される新人さん達。
そんな彼らは、入社してすぐに全部署を一週間ずつ研修として回るのです。
覚えることばかりで大変だと思いますが、是非すぐ辞めてしまうことなく頑張ってほしいものです( ̄∀ ̄)
屋根を張る
僕らの農場もようやく雪が解け、ビニールハウスの屋根を張っている真っ最中です。
畑の所在地が街から少し外れており、なかなか融雪が進まないことと、
立地上、午前11時頃から風が出てくるため、屋根張りに一日通して費やすことが出来ません。
早く終わらせなきゃいけないことは誰よりも分かっているんですけどね…(T▽T)
また、椎茸の作業との兼ね合いもあって、毎年よその農家より少し遅めのスタートとなります。
このスタートのタイミングで一作目の収穫期もなんとなく決まるので、僕の思いとしては、一刻も早く栽培を開始したいところ。
よその農家が屋根を張り終わっているのを見るたびに、(ああ~急がなきゃ…!)というプレッシャーで胃が痛くなります。
会社の方からも「何ボサボサやってんだ」という雰囲気をジワジワと感じ、
(じゃあやってみろよ…!)という心の声を喉元でなんとか抑えつつ、
顔では冷静に、心では急げ~というのが春の通例となっています(^^;)
農業のイメージ
農業ってどんなイメージでしょうか?
―自然の中で太陽を浴びて、みんな笑顔でお仕事。
体は心地よく疲れ、夜はぐっすり眠り、朝はニワトリの声と一緒に起き、
豊かな四季の移ろいを感じながら一年を過ごす―
そんな感じ?
でも…
そんなハピネスな要素だけじゃないんですっ!!(´;Д;`)
そんななら皆やってるわ!
…は!( ̄д ̄;)
し、失礼いたしました…。
でもね。
栽培が出遅れればそのまま所得に直結するし、
ひとつの失敗が巨額のマイナスを生むし、
雪や台風でハウスが潰れれば、取り返そうにも働く場所もナシ。
当面は立て直したハウスの費用を賄うためだけのお仕事になってしまいます。
常に断崖絶壁を歩き続けるようなお仕事。
それが農業(笑)
それでもやるよ!
やっぱり外の仕事は気持ちが良いし、
それに「大切な仕事」であることは疑いようのない事実。
僕は「仕事なんてお金がたくさん貰えれば何でもいい」という下卑た感情を少なからず持っているダメ人間ですが、
同時に「どうせ働くなら世の中のタメになること」だとか、
「誰かにありがとうって言ってもらえること」だとか、
そんな甘っちょろい思想を仕事のモチベーションにしたいとも思っています。
だから、世の中のタメになって、なおかつ人からも感謝されて、そんでもってガッポリ稼げるようになりたいのであります。
うん。
ハードル高け~。
ムリくせぇ(笑)
そしてさらに、僕のオツムは割と空っぽなので、たぶん都会のビルの中にある会社では社会の構造が複雑すぎて、そういう気持ちが持てないのです。
自分が何でこの仕事をしているのか、きっとどこかで迷子になってしまう。
まあ農業だってバカが成功できるほど甘い世界ではないのですけど。