◆田舎で生活10年目!◆

もう僕が都会で生きていくことはムリだと思います。

年末だからちょっと真面目な話

こんばんは!

今日の飛騨は雨降りでした。

最低気温は5度と、この時期としては比較的暖かい温度。

でも明日からはマイナスの日が続くみたいです。


ちなみに僕ら夫婦は毎年、年末年始は僕の実家である千葉に帰省します。

さて、あちらの天気はどうでしょう。


いえーい(*゚▽゚)ノ

毎日10度超え予報!

これは飛騨では11月末頃の気温に近いので、毎年帰省するとかなり温かく感じます

そしてついつい上着を脱いでしまい、風邪を引く、と(笑)

昨年なんて元旦から40度オーバーの高熱をゲットし、過去最悪な年明けとなりました(°▽°)

今年はそんなことにはならないよう気を付けます…(//∇//)



そんな脳内浮かれモードをなんとか抑えつつ、年末なので今日はブログもちょっとだけ真面目な話をしようと思います!

農業の意義と将来について

大きく出たでしょ。

果たして上手くまとまるのでしょうかw

今日は、畑を貸してくれている地主さんに挨拶周りをしてきたこともあるので、身近な話を絡めつつお話します。

畑だってタダじゃない!

畑仕事をするにはふたつの費用がかかります。

ひとつは土地を借りるためのお金

もうひとつは、野菜作りには絶対必要な水を使うためのお金


土地代に関しては年度末に払うことにしているので、まだ支払いの時期ではありません。

もうひとつの水代については、借りている畑の農業団地のルールにのっとり、

年末に精算→1月末に支払い ということになっています。


この時期、僕らが借りている畑の地主さんの元に「水の使用料の請求書」が届くので、それを貰いに行くついでに年末のご挨拶を、という流れです。


今日も色んな地主さんのところに行ってきましたが

「相変わらず農業なんてよくやるねぇ」といった反応でした(笑)

(でも最後には「今年もお疲れ様!来年も頑張って!」と言ってくれます^^)



その理由として、

僕らが借りている畑は主に現在使われていない「休耕畑」です。

つまり土地を貸してくれている地主さん達は自分たちで農業なんてやる余裕はないわけで、だからこそ貸してもらえている訳です。


では、なぜやらないの?

そりゃーコレしかないでしょう。

農業は大変なのに儲からないから。

もうこれは、世間一般に浸透しているイメージといってもいいのでしょうね。


まあ確かに儲かってはいないんですけど(笑)

・・・

農業は土地代・水代のほかに、種代・肥料代・重機代・燃料代・電気代などなど…

意外とたくさんのお金がかかります。


大変な上にお金もかかると来れば、そりゃまあ人がやりたがらないワケです(笑)

地主さんにとっての「畑」

地主さんにとって「畑」は、黙っていても税金がかかるものです。

でも、使ってもいない畑にお金を払うなんてバカらしいですよね。


つまり、ここまでをまとめると、

「現在、自分自身(=地主さん)を含め、農業をやりたいという人はなかなかいないものの、
畑を「収入源」として考えた場合、「人に貸してしまうのが一番ラクで安定した使い方」である

といえます。


お金を中心に考えた場合の、ある意味、正しい身の振り方です。


・・・

でも誰かがやらなきゃ!


食糧自給率の極めて低い日本


この日本は、自分たちの食べ物の多くを「海外に頼る」ようになってもう50年ほど経ちます。

ただし「コメ自給率」「生活に必要なカロリー基準」など、何を指標に見るかによっても大きく変わりますが、

ひとつ言えることは、食糧自給率はじわりじわりと確実に下がっているということ。


景気が良くて、日本にお金がたくさんあって、この先もじゃんじゃん海外から食べ物を確保できるならまだ良いです。

(それだって日本の食文化はどんどん衰退していくというデメリットはありますが、それでも「人が食いっぱぐれる」といった切羽詰まった話からは回避できる可能性はあるでしょう)

ところが今の日本が不景気なことなんて、子供でも知っている事実です。


つまり今僕たちが何の気なしに食べている食品が、この先も安定して確保できるとは限らないのです。

ましてや昨今の地球規模での環境の変化で、今まで通りの一次産業のやり方で、今まで通りの収量を得ることは非常に難しくなってきています。


それでも?

だからこそ?

農業は誰かがやらなきゃいけないのです。

それも一人や二人じゃなく、国民の胃袋を賄えるだけの生産力に足りうる人数が。



たとえばこんな話があります。

僕以上の世代の方なら記憶にある方もいるのではないでしょうか。

1993年夏 平成のコメ騒動

今から23年前のことです。

僕は当時12歳。

この年の夏はえらく冷夏でした。

コメは大不作で、コメの自給率も大幅に下がり、もはや外国に頼らざるを得ない状況でした。

当時をご存知の方は、タイ米が入ってきて「不味い不味い」言ってましたよね(^^;)

当時は結構本気で「もう日本のお米は食べられないんじゃないか」と思ったものです。



挙句の果てには、まったく別業種である某電器店のおっさんが、

裏ルートで米を買い占めそれを激安で売ったことから、ちょっとしたパニック状態に近い状態の行列が出来た、なんていう事件もありました。


結果的に、翌年には米の生産は回復していったのですが、たった1年の異常気象でコレです。

台風、地震、冷害、温暖化。

もう、正直なにが起きてもおかしくないです。

そして皆がそう思っているということは…、いつまた買い占めやパニック状態が起きてもおかしくないということ。

そう。

皆、不安なんです。


日本の将来は暗い?

もはや人々の中には、未来に対して漠然とした暗雲が立ち込めており、

大きな夢を見ることもなく、

幼い頃から妙に達観視した考え方に至り、

そんな時代ならば、となるべく波風の立たない人生を求める傾向にあります。


そんな混迷を極めた今であっても、将来を担う子供たちには明るい未来を思い描いてもらいたいものですよね。

では、そのためには何が必要なのでしょう。


その答えは、

ひとつずつ生活の中の「不安」を取り除くことだと思います。

不安に勝るものが出来た時、人は一歩を踏み出すのですから。

自分で食べ物を作る農業は楽しい!…はず

ではその「生活」にはどんな要素があるでしょう。

よく言われるのが「衣食住」。


身にまとう衣服や布団があって、

しっかりとした食事があって、

安心して過ごせる住む家があること。


では、この3つの維持するためにどうしたらいいですか?

ぶっちゃけたところ、お金なんですよね(*_*)


お金はすごく大事


極端な話、お金があれば今の世の中のほとんどの事がどうにかなっちゃいます。

着る服も、食べるご飯も、住む家も。


でも残念ながら、この先も今の仕事からきちんとお金が入ってくる保証なんてものはどこにもありません。

前述の通り、何があってもおかしくない世の中なので。

そんなリスクに満ちた世界で「不安」を取り除く方法なんてあるのでしょうか。


その答えは「リスク分散」するしかない

これしかないと思うんです。

安心してこれからを過ごすためには。

①「収入が減ること」のリスクを分散

②「お金がなくても衣食住を維持する」上でのリスクを分散


①の具体的行動は「副業」とか「投資」とか。

副業はともかく、投資はそれ自体にもリスクがあるわけですけど、

言ってしまえば投資というものは「自分の生活が壊れてしまうリスクを減らすためのリスク」ってことでしょ。

もしお金があり余ってたら投資なんてしないのではないでしょうか。

チガウのかな…。

僕自身がそんな環境になったことが無いので分かりません。

でも、どんな形であれ本業以外の収入源を確保することは、今後すべての日本人にとって重要になってくるはずです。

もちろん野菜作りも副業になります


②の具体的行動は、それらを自分で行うこと。

これまでお金を出して維持してきた衣食住を、少しずつでいいから自分の力で維持することです。

ちょっとだけホツれてしまった服を縫ってみるとか、
自分たちが食べるための野菜を育ててみるとか、
雨漏りを自力で補修してみるとか。



どうです?

農業ってやつは実は①にも②にも関わってくるスグレモノなんです!

だからこそプチ農業がおすすめ

僕が都会のサラリーマンだったとして、今のお仕事を捨てて農業にいきなり転職するのはなかなか敷居の高いことだと思います。

でも今のお仕事をしながら、余暇を使ってちょっとだけ農業を始めてみるのは本当に素晴らしいことだと思います。

まずは自分たちで食べる分だけ作ってみて、

慣れてきたら少しずつ拡大して、余剰分を知人友人に配ったり、物々交換してみたり、

無人販売所や青空市場ではお金に換えることもできるでしょう。


僕はそこには無限の可能性があると思います。

現代の大きな大きな問題となっている「食糧自給率」だってウナギ登り間違いナシです。


それにね。

畑では、子供が本当に活き活きとしているんですよ!
(*´∀`*)

野菜嫌いの子供が、自分で育てたり収穫したり、自分が関わった野菜は喜んで食べてくれます。

本当に不思議なくらいに!(笑)

・・・


実は以前、僕らの農場はテレビ番組の取材を受けたことがあるのですが、

その内容は家族で畑に訪れ、収穫をし、料理をする、というものでした。

その時のご家族の末っ子くんはほうれん草が嫌いな男の子。

その子が、美味しい美味しいと言ってお代わりをしてくれた時、

僕は本当に嬉しくて、

農業の未来は決して暗くなんてないと思ったことを覚えています。


「食べ物を作る」ということ。

味の素さんのCMで「eat well,live well」というのがありましたね。

本当にその通りだと思います。

良く食べることは、良く生きること。

その視点で見た時、農業はとても有益です!


僕の好きな名台詞

「は?いきなり何?!」とツッコまれるかもしれませんが、僕にはある映画の好きなセリフがあります。

2009年公開の「サマーウォーズ」というアニメ作品がありました。

そこに登場する、強くてカッコいい「栄おばあちゃん」の言葉。


「いちばんいけないのは、おなかがすいていることと独りでいること」


なんて優しくて温かい言葉でしょう。


おなかが空いていること=満足にご飯を食べられないのは本当に辛いです。

そして、独りぼっちも同じくらい悲しい。


言い換えれば、家族のみんなが空腹を満たせない時は辛いし、

逆に、ご飯を食べることが出来ても独りぼっちでは悲しいのです。


でも、家族みんながお腹いっぱいになれた時、

そこには本来、溢れんばかりの幸せがあるということを覚えていてください。

さいごに

農業は一人でも出来ます。

でも続けていると、不思議なくらい「他人と繋がり」ます。


そして、出来た作物は僕らのお腹を満たしてくれます。

ちょっと失敗して不味い野菜だったとしても、これまずいー!と言って笑い合えます(笑)


これは自分で作ったからこそ言える一言だし、

そんなバカ話が出来る家族や仲間がいるからこその会話です。



というわけで、5000文字という過去最長に長い文章になってしまいましたが、

読んでくれた人にほんの少しでも「農業が良いもの」と思って貰えたら、この上なく幸せです。


さあ、2017年まであと少し。

(僕らの仕事はあと2日!)

一緒に乗り切りましょう!^^

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