漂流の記録1 ダメ男、都会を離れたい

千葉から飛騨に漂着するまでの前後の経緯をお話しします。

今回は飛騨との出会いまで。

 

2003年:22歳

大学を卒業。

環境を対象とした経済学を学んだらしいのですが(笑)、頭の中には何一つ残ることなく、中身カラッポの僕は

 

「おれみたいなのはデスクワークよりフィールド向きだぜ」

 

と誰に向けるでもない愚かな虚勢を張り、

卒業後の2年、専門学校へ行かせていただきます。

 

もうすでに結構なダメっぷりがあふれています。

スタートからゴクつぶしです。

 

そんなわけで、専門学校では生物調査や環境保護の知識っぽいことを学びます。

フィールドワークも沢山あって、とても楽しかったです。

…大学の同期たちはもう社会で立派に働いているというのに。

 

2005年:24歳

専門学校を卒業。

でも就職活動をしていませんでした。(!!)

 

…さて、どうしたもんでしょうか。

今、文章を書きながらとてもツライです(笑)

当時はそこまで阿呆なことをしているつもりもなかったんですけどね…

今になってボディにくるぜ。

 

3月の卒業後、まったく必死になることもなく某テーマパークのアルバイトをのんびり続け、特に目標もなく季節は夏へ。

 

僕は夏は大好き!

なので、夏ってだけでなぜか上機嫌でした。

先の見えない…というか見ようともしていないその現状に、なんの焦りもありませんでした。

これはつまり「半ニート予備軍」だったわけです。

10年前の自分は、10年後の自分にキツめのボディブローの手を止めませんな。

 

そんなある日。

専門学校の時の友達から一本の電話が。

「やっぱりまだ働いてないんだ~(笑)ヒマならコッチ遊びに来れば?」

その子が就職先として赴いたのが飛騨の山奥。

これが僕の人生における飛騨との最初の出会いであったのであります。

 

今これを書いている机の引き出しがタイムマシンだったなら一発ビンタしに行きたいところですが、今日はここまで。